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新年早々の願い事

今年最初の読書は意外にも(?)村上春樹『めくらやなぎと眠る女』(新潮社)。 装丁があまりに素晴らしいので思わず買ってしまったのだ。 ペーパーバッグをイメージさせる英語タイトル優先の表紙に 透明なプラ

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新年あけましておめでとうございます

昨年の出版界は、一般社会に輪をかけた未曾有の大不況だったようである。 その影響は直接間接に私のところへも来た。 具体的には「本が売れない」と「雑誌や新聞も売れない」ということだ。 本を書き始めて21年

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東武東上線では東武動物公園には行けない!?

「アスクル」はAmazon.comで発売直後から長らく、「3〜6週間待て」と書かれていたが、 ようやく「在庫あり」、つまり即日もしくは翌日発送になった。 ずっとお待ちだった方はどうぞ。 で、久しぶりに

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FUTONと焼酎

事情があって中島京子の作品を読み返しているが、 『FUTON』(講談社文庫)はあらためて素晴らしい。 著者にとってアンラッキーだったのは、 これがデビュー作だったことだろう。 最初から良すぎて、その

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平凡妄想

『放っておいても明日は来る』(通称アスクル)を出版することが決まったとき、 まず思ったのは「ゲストの人たちに喜んでもらえるだろうな」ということだった。 だが、意外にもゲストの人たちの反応はよくない。

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幻の旅人、復活!

「旅行人」2010年上期号が届いたので、じっくり読む。 いつにもまして、マニアックな現地情報と美しい写真が満載で、 たいへんに満足。 「旧ユーゴ」の特集もよかったが、なんといっても今回の目玉は、 幻

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寿司と酒

久しぶりにスーダンの盲人留学生アブディンと会い、 珍しくイスラムの話など真面目な話をしたが、そのあとはいつもどおり下ネタに流れる。 その後、すし屋でランチの寿司を食べる。 アブはえらい寿司好きで、以前

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骨と沈黙

年に一度のお楽しみ、本の雑誌増刊の「おすすめ文庫王国2009」で 佐藤多佳子が自分の文庫オールタイムベストテンでミステリを3冊あげている。 そのうちの1冊はレジナルド・ヒル『骨と沈黙』(ハヤカワ・

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バングラ飲酒紀行

年末の締切りが一段落した。 問題の「生き方本」のほか、 Gダイアリー掲載の「ソマリランド2」、それにSPA!で不定期連載している イスラム飲酒紀行・バングラデシュ篇も入稿した。 バングラ飲酒紀行は我な

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ああ、間違えた

どうやら大変な間違いを犯してしまったらしい。 なんとしたことか、某社の依頼で「生き方本」を書いてしまったのだ。 自分でも「おかしいな…」とは思っていたものの、 内澤副部長にそう言ったら、 「えーっ、よ

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公私混同の推進を!

来年3月ごろ発売が予定されている『世界の市場』という本に掲載用のインタビューを受ける。 インタビュアーは松岡絵里さんというフリーの編集者兼ライターだったが、 面白いことに「高野さんのファンです」と全

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うう、気持ちわるいのに…

土曜日は、「アスクル」仲間の二村さん(ゾウに追いかけられている人)と 金澤さん(道場破りでリクルートをする人)、それに妻、 さらに金澤さんの知り合いなど6人でブータンの焼酎などを飲み、泥酔。 日曜日

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何でも話します

ミクシイのイベントを「しょーもない」と書いたことで 物議(?)をかもしているようだが、 別にほめ言葉でもけなし言葉でもなく、単なる冗談ですよ。 ミクシイのイベントも他の上映会も 私のイベントは企画する

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ニュースゼロ&イベント&アスクル

まずはお知らせから。 明日、日本テレビのニュースゼロで、私の知り合いのフリージャーナリスト、 大津司郎氏によるソマリア潜入取材決死行の映像が放映される。 大津さんはもう40年近くアフリカを取材しつづけ

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対談は仕事場でなく家庭で

宮田珠己さんとの対談シリーズ「タカタマ対談」の第5弾を 本の雑誌の杉江さん立会いの下、 関東某所に実在する「スットコランド」で行った。 だが、宮田さんの仕事部屋でやったのがいけなかったのか、 だんだん

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水泳大会&妻帰る

先週は虚ろな日々を過ごしていたが、 日曜日は前々から予定されていた巣鴨での水泳大会。 リレーのメンバーでもあるのでもちろん参加する。 会場へ行くと、八百数十人もの老若男女(マスターズだから子供はいない

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イベントのお知らせ

お知らせです。 ミクシイの高野秀行コミュところで、1月にまたイベントを行うそうです。 私と、もう一人、誰かゲストで呼ぶそうです。 どなたでも参加できますので、 詳しくは以下をごらんください。     

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御礼申し上げます

堀内倫子さんのことを書いたら、ブログのアクセス数が跳ね上がって驚いた。 アクセスしたら自動的に私の本を購入するように仕掛けておけばよかったと悔やんだくらいだ。 また、20人以上の読者の方々からお悔や

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ある天才編集者の死

集英社文庫で私の担当を長らく務めていた堀内倫子さんが急に亡くなられた。 茫然自失である。 堀内さんは、私に影響を与えたという意味ではダントツの編集者である。 今でもまざまざと思い出すが、 7年前、西南

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鍵は辺境にある!らしい

すごい本が出たものである。 内田樹『日本辺境論』(新潮新書)。 「日本人とは何ものか? 鍵は『辺境』にあり!」 と言うんだからびっくりだ。 読んでみたら、私が日本人の申し子だということがわかった。

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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