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うちの子は中華学校に入れたい

最近、「移民の宴」の取材があまりに頻繁で、 週に3,4回、編集の河井さんとカメラマンの森清と一緒に外国人の人に会っている。 もうほとんど部活だ。 「日本移民研究会」と名付けたほうがいいかもしれない。

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いよいよ『困ってるひと』

私がプロデュースする第1弾、大野更紗『困ってるひと(ポプラ社)の見本ができた。 カバーイラストはウェブ連載時と同じく、能町みね子さん。 発売は15日(水)、つまり来週だ。 いよいよ、という感じだが、ネ

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犬と辺境旅をしてみたい

最近頭がぼやあっとして、ここに書いたかどうかも憶えていないのだが、 7月1日に行う旅の本屋のまどでのトークイベントが3日でいっぱいになったので 急遽6月29日に「追加公演」をやることに決まった。 とい

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パリジャンは味オンチ

最近フランス料理店の取材をしていたので、ミツコ・ザハー『パリジャンは味オンチ』(小学館101新書)を読んでみたのだが、 めちゃくちゃ面白かった。 パリの人間はスパゲッティのアルデンテも知らず、トイレ

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藤沢周平症候群にお悩みの方へ

前にも書いたが、長年私は深刻な藤沢周平症候群にかかっている。 この病気にかかると藤沢周平以外の時代小説を受け付けなくなる。 それがどんなに良質のものであってもだ。 とくに最近は時代小説家自体が藤沢周

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ナカキョーの文庫解説に感激

西芳照『サムライブルーの料理人』(白水社)を読む。 サッカー日本代表専属でワールドカップにも2回帯同しているシェフの話で 当然のように面白いが、気の毒なのはこの西さんというシェフがもともと Jヴィレ

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「イスラム飲酒紀行」気持ちは早くも第2弾

今月25日に発売予定の新刊『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)の予約受付がアマゾンで始まった。 なぜかわからないが、カバーデザインは妙にシックなものになった。 夜のイスタンブールだが、夜のパリやロンドンに

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まくらサイズです。

「在日ムスリムのメッカ」と一部で勝手に言われることもある群馬県・館林&伊勢崎の館林を初めて訪れた。 ムスリムがどうこう以前に、日本の地方旅はけっこう面白い。 この日もモスクに行く途中に、「サイ・ババ

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どっちなんだ、奥泉光?

奥泉山登山、2回目は本屋大賞で5位にもなった『シューマンの指』(講談社)。 前回とはうって代わり、デビュー作「その言葉を」を彷彿させるデミアンもの。 「デミアンもの」とは私が勝手に作ったジャンルで、

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辛いけどあとで楽しい奥泉山の登山

最近本の感想がとんと書けなかったのは、一つには仕事や雑務で読む時間が少なかったからだが、もう一つの理由は奥泉光『モーダルな事象』(文春文庫)にひっかかっていたせいだ。 この小説はとにかく、長い。 し

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とんだハプニング

やっと仕事の山が峠を越えようとしていたとき、ハプニング。 一昨日の夜中(もしくは昨日の未明)に突然、気持ちが悪くなり、 トイレでげーげー吐いた。 何度も吐き、しまいには胃液が出て、苦くてまた吐いた。

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イベントのお知らせ

7月1日に西荻窪でイベントを行います。詳しくは以下をご覧下さい。 新刊「イスラム飲酒紀行」発売記念 ◆高野秀行さん  スライド&トークショー◆ 「イスラムとお酒の怪しい関係」 ------------

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我が言い訳

昨日、なんと今月5度目の神楽坂詣で。 やっと「移民の宴」4回目の取材が終わった。 明後日までに原稿を書いて入稿しなければいけない。 でも7月にアフリカに行くためには、他の取材もどんどんやっていかねばな

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京極堂に会う

平山夢明さんと京極夏彦さんがホストを務めるFM東京のラジオで、『困ってるひと』の大野更紗さんがときどき呼ばれて話をしているのだが、 昨日の収録では私もついでにお呼ばれした。 平山さんは以前、内澤副部長

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独裁者列伝

いわき市にいるとき、コンビニで『東日本大震災 レンズが震えた 世界のフォトグラファーの決定版写真集」(アエラ臨時増刊・朝日新聞出版)を買って、眺めているが、 何度見ても、さっぱり心に訴えかけるものが

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現実逃避にはこの本を!

「急性いい人症候群」の後遺症は大きかった。 いわき市に一週間行っている間に仕事と雑務と不意打ち的な問題が山積し、 そうでなくてもありんこ程度の私のキャパは完全にオーバーしてしまった。 昨日書いたブログ

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いい人症候群の後遺症

震災以来、突然「いい人」のふりをしてしまう恐ろしい伝染病「急性いい人症候群」に冒されていたが、 ここ二週間ほどでやっと回復した。 この病気は回復すると、「いい人」が何であったかけろっと忘れてしまったり

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再読でも感激できる本2冊

取材で二日続けて神楽坂をうろつき、取材のためのリサーチと称して飲んだくれている。 その合間に、前に読んだ本を2冊再読したが、どちらも素晴らしく良かった。 一つは立川談春『赤めだか』(新潮社)。 まあ

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うなドン

日曜日、和光大学で教えているロバート・リケットさんという人と下北沢で会う。 リケットさんは南三陸のフィリピン女性のことが知りたかったようで、 私のほうは欧米系の在日外国人情報がほしかった。 互いに情報

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見知らぬ超名作

 日頃から世間とのタイムラグというかズレを感じているが、「フラガール」には本当に驚かされた。 「フラガール」という映画があるというのは耳にしていた。 ただ、「ウォーターボーイズ」とか「スウィングガー

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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