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「 高野秀行の【非】日常模様 」 一覧

小説家になるのは大変だ!

土曜日、モスク取材とその後の予定について打ち合わせをしていたら、 ホテルの部屋に戻ったのはもう12時半。 今日こそは早く寝ようと思ったが、持ってきていた鯨統一郎『努力しないで作家になる方法』(光文社

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イスラム二日酔い紀行

昨日は扶桑社に用事があって浜松町へ。 数年ぶりにブックストア談に行って、「イスラム飲酒紀行」を探す。 ノンフィクションの棚にも当たり前のようにない。 私の本はどこに置かれているのか全然予想がつかないた

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『メモリークエスト』文庫の装丁はすばらしい!

『メモリークエスト』(幻冬舎文庫)の見本が届いた。 単行本のカバーは正直言って気に入らなかったが、今回はひじょうにいい。 解説は中島京子さんだし、今度こそ売れる態勢は万全である。 発売は来週の水曜日

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イスラム飲酒講演会

昨日は講演が2つ連チャンであった。 一つは午後、小田急線の鶴川にある和光大学。 主にフィリピンや在日コリアンの研究をしているロバート・リケット先生にお呼ばれして 例によってまとまりのない話をした。 私

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娘を溺愛する父親と言われた

先週末、本の雑誌の杉江さんに会ったら、「最近高野さんのブログを見ていると、 娘を溺愛してる父親みたいですよ」とにやにやしながら言う。 大野更紗さんと『困ってるひと』の話ばかり書いているからだろうが、

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私の目は節穴

前からうすうす気づいていたことだが、この度私の目が節穴だということが判明した。 なぜなら茂木大輔『オーケストラ楽器別人間学』 (新潮文庫)なる本を知らなかったからだ。 単行本が15年前に出版され、文

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酒浸りなのかと言われても…

私の数ある悩みの一つは、初対面の人に「これが私の書いた本です」とさっと渡せるような本が一冊もないことだ。 怪獣探しとか麻薬を作って吸うとか三畳間の奇人がどうとか密入国とか とにかくキワモノばかりなので

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大野更紗ができるまで

火曜日、『困ってるひと』が発売されて初めて大野更紗さん宅を訪れた。 思えば、彼女から「何か書きたい」とメールをもらったのは、たかだか一年ちょっと前のことだった。 その壮絶な状況にびっくりして、とりあ

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来たれ、ポロロッカ!

昨日、『困ってるひと』に重版がかかったという知らせが届いた。 発売後たった6日のことだ。 よく「発売後たちまち重版!」なんて宣伝文句が広告にのっているが、 発売一週間もたたないで重版なんて、最初からわ

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すべての酒飲みに読んでほしい

大野更紗『困ってるひと』(ポプラ社)の影でひっそりとだが、 私の『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)の見本が届いた。 わかってはいたつもりだったが、なんともスタイリッシュな本だ。 ノーベル文学賞作家、V.

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逃避の週末

大野更紗さんに『困ってるひと』の続編というか第2弾の連載を書いてもらうことになっていて、その構成案を作らせているのだが、いかんせん、今は『困ってる人』が発売直後だけに とても手につかない様子。 無理

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『困ってるひと』ついに発売

大野更紗『困ってるひと』(ポプラ社)がついに発売となった。 今アマゾンで見たら、180位である。 私の最高順位を軽く超えている。 紀伊國屋新宿本店の一階でも大展開していると聞いた。 売れるのはありが

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高橋留美子に漫画化してもらいたい

相変わらず在日外国人取材の日が続いている。 忙しいのだが、移動や待ち時間も多いので、本は読める。 ブラックジャックの時代劇版と前に紹介した犬飼六岐『吉岡清三郎貸腕帳』の続編、『桜下の決闘』(講

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山松ゆうきちがインドだ

旅行者業界を震撼させた山松ゆうきち『インドに馬鹿がやって来た』(日本文芸社)の、なんと続編が出版された。 その名も『またまたインドへ馬鹿がやって来た』。 前回は漫画をヒンディー語で出版して一攫千金を

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うちの子は中華学校に入れたい

最近、「移民の宴」の取材があまりに頻繁で、 週に3,4回、編集の河井さんとカメラマンの森清と一緒に外国人の人に会っている。 もうほとんど部活だ。 「日本移民研究会」と名付けたほうがいいかもしれない。

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いよいよ『困ってるひと』

私がプロデュースする第1弾、大野更紗『困ってるひと(ポプラ社)の見本ができた。 カバーイラストはウェブ連載時と同じく、能町みね子さん。 発売は15日(水)、つまり来週だ。 いよいよ、という感じだが、ネ

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犬と辺境旅をしてみたい

最近頭がぼやあっとして、ここに書いたかどうかも憶えていないのだが、 7月1日に行う旅の本屋のまどでのトークイベントが3日でいっぱいになったので 急遽6月29日に「追加公演」をやることに決まった。 とい

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パリジャンは味オンチ

最近フランス料理店の取材をしていたので、ミツコ・ザハー『パリジャンは味オンチ』(小学館101新書)を読んでみたのだが、 めちゃくちゃ面白かった。 パリの人間はスパゲッティのアルデンテも知らず、トイレ

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藤沢周平症候群にお悩みの方へ

前にも書いたが、長年私は深刻な藤沢周平症候群にかかっている。 この病気にかかると藤沢周平以外の時代小説を受け付けなくなる。 それがどんなに良質のものであってもだ。 とくに最近は時代小説家自体が藤沢周

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ナカキョーの文庫解説に感激

西芳照『サムライブルーの料理人』(白水社)を読む。 サッカー日本代表専属でワールドカップにも2回帯同しているシェフの話で 当然のように面白いが、気の毒なのはこの西さんというシェフがもともと Jヴィレ

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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