「 高野秀行の【非】日常模様 」 一覧
謎、とける
2010/10/19 | 高野秀行の【非】日常模様
先日の泥酔野宿のとき、石原たきび編『酔って記憶をなくします』(新潮文庫)をくれた人がわかった。 その本の担当編集者の新潮社Nさんだった。 Nさんは私と仕事をしかけているので、最近つくった本をたまた
酔って記憶をなくします
2010/10/18 | 高野秀行の【非】日常模様
野宿泥酔の翌日は二日酔いにもならず、心身とも妙に快調。 そして翌々日、つまり今日も絶好調。 身体から毒が抜けたような感じだ。 伊野尾書店前に吐き出してきたともいえる。 (比喩ですよ。ゲロ吐いてないか
書店泥酔野宿
2010/10/17 | 高野秀行の【非】日常模様
土曜の午後4時過ぎ、ちょっと用事があって、近所の友人宅に行ったところ、 ビールを出してもらい、すぐ帰るはずが妙に気分がよくなってしまい、 気づいたら4人でビール4本、ワイン2本を空けていた。 それから
ソフィア・ローレンと苔
2010/10/16 | 高野秀行の【非】日常模様
人生で初めてのことだが、妻と母親と三人で瀬戸内を旅行してきた。 金比羅神社、直島、そして倉敷というザ観光コースだ。 倉敷では大原美術館という美術館に行った。 欧米の芸術文化にはいたって無知な私は初
奇人コレクション
2010/10/12 | 高野秀行の【非】日常模様
その昔、「PLAYBOYドキュメント・ファイル大賞」というノンフィクションの賞があった。 選考委員の顔ぶれはすごく、たしか開高健、筑紫哲也、安部公房、藤原新也などが名を連ねていたと思う。 第一回の
フリーランスの志士
2010/10/11 | 高野秀行の【非】日常模様
家に攘夷モノがないか探してみたら、藤沢周平『回天の門』(文春文庫)に気づいた。 千葉道場きっての剣客で、新撰組成立のきっかけとなった浪士組の発案者でもある清河八郎を描いたものだ。 大昔に読んだが、面
楽しい南米
2010/10/10 | 高野秀行の【非】日常模様
ペルーのマリオ・バルガス=リョサがノーベル文学賞を受賞した。 私が親しみ、著作を何冊も読んでいる作家がノーベル賞をもらったなんて 初めてじゃないだろうか。 リョサは、20年前、南米に夢中になっていた
新刊ラマダン
2010/10/08 | 高野秀行の【非】日常模様
「在庫一掃読書では本は減らない」という指摘を友人から受けた。 なるほど、それもそうだのだけど、 新刊購入を断ったら、なにかひじょうに新鮮な気分になった。 子供の時、図書館で主に本を借りて読んでいたと
奇跡のリンゴ
2010/10/07 | 高野秀行の【非】日常模様
ブームが過ぎたベストセラーほど、読む気にならない本もない。 でも今は在庫一掃読書。 石川拓治『奇跡のリンゴ』(幻冬舎)を今頃読んだら、 これがまた凄くてたまげる。 以前、宮田珠己部長と対談したとき、
おっぱいとトラクター
2010/10/06 | 高野秀行の【非】日常模様
家に本があふれ出し、また本棚を買うか、古い本を処分するか、 あるいは「居間に本を置いてはダメか」と妻に交渉するかしないといけないと思っていたのだが、 よくよく見ると、読んでいない本がたくさんある。
名探偵クイズ
2010/10/04 | 高野秀行の【非】日常模様
うっかりしていたのだが、5月に本の雑誌社から『作家の読書道3』が刊行されていた。 柳広司、阿部和重、道尾秀介、乙一、有川浩、宮田珠己などの作家たちが 自分の読書遍歴を語るというインタビュー集だ。 こ
書店野宿
2010/10/03 | 高野秀行の【非】日常模様
2年前、前代未聞の「書店プロレス」を実施した伊野尾書店の伊野尾さんから、 今度は「書店野宿」というイベントをやりたいから参加してほしいと頼まれた。 ミニコミ誌「野宿野郎」編集長のかとうちあきさんと私
まつりスペシャル
2010/10/02 | 高野秀行の【非】日常模様
この前話題にあがった神尾葉子氏だが、少女マンガの絵にアレルギー体質がある私には さすがに『花より男子』はきつい。 だが、アマゾンでチェックしてみたら、なんと神尾さんはプロレスマンガを描いているのを発
攘夷気分
2010/10/01 | 高野秀行の【非】日常模様
中国漁船事件が勃発、ほんとに中国っていうのはとんでもないし、日本政府の弱腰には怒り心頭だ! 私を含めて今そう思ってる人は多いはず。 こんなときこそ、「攘夷」の気分を実感する絶好の機会だ。 それで、評
人・脈・記
2010/09/30 | 高野秀行の【非】日常模様
一昨日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトで二村さんの特集を見た。 いや、生物多様性(生物資源)の特集のはずだが、どう見ても 「二村さんの特集」だった。 映像はこちら 【第1夜】http://w
霊能者、超能力者におねがい
2010/09/28 | 高野秀行の【非】日常模様
先日、図書館教育ニュースという、学校図書館の壁に貼り出す写真新聞の取材を受けたのだが、 なにせカラー写真中心の壁新聞なので、私が以前行った辺境の写真がほしいと言われた。 「ああ、いいですよ」と二つ返事
もう一つのキンシャサの奇跡
2010/09/26 | 高野秀行の【非】日常模様
映画「ベンダ・ビリリ もう一つのキンシャサの奇跡」を渋谷のイメージフォーラムで見た。 もう一つのキンシャサの奇跡といっても、そもそもキンシャサの奇跡自体を知らない人が多いだろう。 前にもこのブログで
有名人ではありません
2010/09/25 | 高野秀行の【非】日常模様
この一週間はインタビューが多い。 読売新聞、PL教の雑誌、そして今日は図書館教育ニュース。 最近では「仕事場」のドトールコーヒーで取材を受けており、 写真撮影も店長の許可をとって店内で行っているため、
世の中がキビシイのではなく
2010/09/23 | 高野秀行の【非】日常模様
二週間ほど前のこと、探検部OBで映像ディレクターの竹村先輩と本の雑誌の杉江さんと 三人で会った。 2月に撮影したサハラマラソン映像を何かの形で商品化できないかという相談である。 竹村先輩はテレビ界の直
となりのツキノワグマ
2010/09/22 | 高野秀行の【非】日常模様
ツバルが沈まなくて驚いたばかりだが、 またしても環境問題の常識が覆される本を見つけた。 宮崎学『となりのツキノワグマ』(新樹社)。 この前会った関野吉晴さんや望月昭さんは当然のように名前を知っていた