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『間違う力』発売開始

『間違う力 オンリーワンの10カ条』(メディアファクトリー)が発売になった。 丸善川崎ラゾーナ店では、なんと150冊が仕入れられ、 16面出しで新刊コーナーに並べられているようだ。 なんともはや、「

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願い事は強要から

ここ数年、私が最も買っている小説家・中島京子さんと四谷三丁目で会食。 中島さんの『均ちゃんの失踪』(講談社文庫)の解説を頼まれたとき、 「中島さんに会わせてほしい」と編集者に強要したのが実ったのである

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新刊『間違う力』予約開始

私にとって最初で(おそらく)最後の生き方本、『間違う力』(メディアファクトリー)の予約が開始されました。 宮田珠己・エンタメノンフ文芸部長はこんな素敵なメッセージを寄せてくれています。   姜尚中『

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小説の強烈な引き

麻雀やカードゲームと同じように、読書も「引き」が強いときと弱いときがある。 引きが強いときには、てきとうに手にとる本がことごとく面白く、 弱いときには自分で選んでも人に勧められても面白い本に行き当た

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シュウコウとヒデユキは同一人物です

ご存知のように、前回のブログのコメント欄に映画配給会社の宣伝の人から コンゴの作家、エマニュエル・ドンガラさんの連絡先を教えてほしいという伝言が掲載された。 実は私もつい最近、内澤旬子さんより聞いて

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超残虐な村上春樹?!

なぜ、こういろいろやらなきゃいけないときに限って、こんな凄い本に連続してひっかかってしまうのか。 今度は平山夢明『DINER』(ポプラ社)。 冒頭の残虐シーンをしばらく我慢していくと、やがて平山オリ

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『猛き箱舟』をうっかり再読

いろんな仕事がたまっているのに、船戸与一の大作『猛き箱舟』を読んでしまった。 西サハラを舞台にしているのは確かだが、ポリサリオ解放戦線についてどのように 書いているか細かいところを確認しようと思い、

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Mじゃない

みんな勘違いするのだが、間寛平など日本人が毎年出場しているウルトラマラソンと私の出たマラソンは別物だ。 あちらはなぜか日本では「サハラ・マラソン」と書かれているが、 本当は「砂のマラソン」(フランス語

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世にも奇妙なマラソン大会

帰国した。大人の遠足はなかなかにハードだったが、想像以上に充実していた。 今回私が参加したサハラ・マラソンは、別に過酷さが売り物ではない。 それより「変」なのである。 なぜなら、サハラ・アラブ民主共

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「大人の遠足」速報

みなさん、お久しぶりです。 私は、アルジェリア領のサハラ砂漠で行われた「サハラ・マラソン」42.195キロに発作的に出場、なんとか完走しました。 たいへんに喉がかわいたので、現在はマドリッドでビール漬

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『虐殺器官』の衝撃

つい先週、『天地明察』(角川書店)を読み、「今年日本の小説でこれ以上のものは読まないだろう」と思ったのだが、これ「以上」かどうかわからないが、「これに匹敵」する小説を読んでしまった。 伊藤計劃『虐殺

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日本の冬

会社員を辞めて山岳ガイドになった後輩と一緒に箱根の山を歩いた。 ただ普通に山歩きをするだけのつもりだったが、雪がごんごん降り、 まるで雪山登山のようだった。 しかし見渡す限り真っ白で人の姿もない風景

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イラクからブータンの週末

土曜日、新宿二丁目の「タイニイアリス」という小劇場に、イラクの劇団「ムスタヒール」を見に行く。 テーマは、拷問や人権侵害で有名なアブグレイブ刑務所。 観客30人足らずの小劇場は、学生時代、フランス語を

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熟成

「クロワッサン」という雑誌が届いた。 『放っておいても明日は来る』(本の雑誌社)で著者インタビューを受けたもの。 紹介してもらえるのはありがたいし、雑誌はどこもそうなのだが いかんせん発売から時間が

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天地明察

冲方丁(うぶかた・とう)『天地明察』(角川書店)を読了。 いやあ、素晴らしい。 新しい日本独自の暦作りという全く新しい視点から 江戸時代の日本を眺めたら、 従来の時代小説・歴史小説とは全然ちがう風景

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立松和平とドンガラ

立松和平氏が亡くなったというニュースを見て驚いている。 というのは、一昨日、たいへん久しぶりにその名前を思い出したからだ。 本好きの義兄マイク・ノックに素敵な本を贈ろうと思い、 私が以前、翻訳したコ

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大人の遠足

 ブータンが4月に延期になり時間がぽっかり空いたので、 発作的に小旅行に出かけることにした。  ついでに「誰か一緒に行く人はいないか」と思い、何人かに声をかけたところ、 探検部の先輩の竹村さんと後輩

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ノビシロマン

水泳に行くと、仲間というか先輩の方々から「高野さんはいいね、ノビシロがいっぱいあるね」と言われる。 先輩方によれば、私は、「クロールが力みすぎ」で、平泳ぎは「両足の蹴りがそろってない」、バタフライは「

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撮影会はないのか

もうここ半年くらい、ずーーーっと思いつづけていることがある。 自分の泳ぐ様子をビデオに撮影してみる方法はないのか? 水泳は他のスポーツにも増してフォームが決定的に重要なのだけど、 自分ではよくわからな

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釣りに失敗する

本の雑誌の杉江さんに新宿で会ったので、昨日思いついたばかりの「儲け話」をもちかけてみた。 すると、彼は目がどんどん大きくなり、 「え…、それ…、ホントですか…うわっ、すごいな…いやあ…おわあ」などとう

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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