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私は魔境に生きた

本の雑誌の杉江さんに勧められ、 島田覚夫『私は魔境に生きた』(光人社NF文庫)を読んだ。 ニューギニアで終戦も知らないまま、 ジャングルに潜んで十年生き延びた日本兵の話だが、 もう、めちゃくちゃウル

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スーツでヤブ漕ぎをする人を発見!

読売新聞のインタビュー取材を受けた。 「何か“原点”とか“こだわり”のある場所でインタビューするという企画なのですが…」 というので、昔住んでいた八王子の実家の裏にある雑木林に行ってみた。 その辺りは

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寿司食いねえ

2008/11/17 | B系友人図鑑

パキスタンの事件で書きそびれていたが、 金曜日の「対談」は盲目のスーダン人アブディンだった。 予定通り、「スーダンは日本より数段広い」と紹介したり、 学生から「日本に来たきっかけは?」と訊かれて

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幸いにも大事には至らず

四倉の状態だが、怪我はしたけど大丈夫で、本人が自ら電話で 「早く現場に戻りたい」と言っていたそうだ。 弾は膝下の骨にあたったが骨は粉砕されず、かろうじて神経にも触れなかったという。 ほんとうに運がよか

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探検部の後輩、パキスタンで銃撃される

下北沢で某社の編集者と打合せを兼ねて飲んでいた。 本題前の雑談で「パキスタンというのは意外といいところなんだ」と力説していたら 探検部の後輩で一緒にコンゴに行ったMから携帯に電話が入った。 Mは現在N

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世の中は私の知らない番組であふれている

三日間、伊豆に行ってきた。 昼間は外であれこれやっていたのだが、 夜は何もやることがなくすごくヒマ。 事情があって本も読めない。 あまりにヒマなので部屋にあったテレビを見てしまった。 筑紫哲也の追悼番

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今日のアブちゃん

今週の講義のゲストでもあるアブディンのブログを発見した。 ていうか、どうして今まで気づかなかったんだろう。 「今日のアブちゃん」というやつ。 http://abdin.blog96.fc2.com/

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プロデュース業はじめました

明大前にて、年下の友人Wと打合せ。 いつもと立場はちがい、今度は私が編集者役。 書くのは向こうだ。 実は来年、彼をノンフィクション作家デビューさせようと企んでいる。 Wは取材力、文章力、持ちネタの強さ

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爆笑ムエタイ武者修行

上智大学の講義、第4回のゲストは 元女子ムエタイボクサーで現在はムエタイエクササイズのインストラクター兼 フリーライターの下関崇子さん。 これまでのゲストは3人とも、最初からぶっ飛んでいる人だったが、

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カレセン・アジアン・ミステリ

 「カレセン」のつづき。  カレセン先生が事件を解決するというなんとも渋いミステリを発見した。 コリン・コッタリル著『老検死官シリ先生がゆく』(ヴィレッジプレス)がそれだ。  舞台はなんとラオスのヴ

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カレセン

 “カレセン”という言葉を聞いてことがあるだろうか。 「枯れたおじさん好き」という意味で、“デブ専”などと同じジャンルだ。 それと同じタイトルの本に知り合いがたずさわっていたので 私もちらっと見てみ

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発売が楽しみ?

『シワ夢』文庫版を出しても、少なくとも女性読者は4人残ってくれることが コメントから判明した。 それだけ残ってくれればいいか。 いや、ありがたいことです。  さて、『ワセダ三畳青春記』『異国トーキョ

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惜しい!

 前から見たいと思っていた三池崇史監督「ジャンゴ」を見た。  スキヤキ・ウェスタンという異名のとおり、西部劇なのに登場するのは 全員日本人で、平家と源氏の末裔たちがある村のお宝をめぐって 抗争を繰り

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発売が悲しい

まる一日かけて、『世界のシワに夢を見ろ!』(小学館文庫で1月8日発売予定)の 校正と、「文庫あとがき」を書く。 単行本にあった漫画のイラストとゴシックの太字を排したら、 予想通り、ひじょうにすっきりし

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熊の爪跡

「台風の爪跡」とか「戦争の爪跡」とか、 よく「爪跡」という言葉を目にするが、じゃあ、実際の爪跡はどうなのかというと、 意外にも見たことがなかった。 足跡ならいくらでもあるが、爪跡はない。 それが今回

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驚異の山形勉強会

昨年に引き続き、山形大学医学部の先生主催による「勉強会」にお招きいただき、 週末は山形に行き、今さっき帰ってきた。 「勉強会」といっても、DNAの研究者から ウンコ写真家、アライグマ駆除業者、現役の

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今までいちばんビビッたのは…?

上智対談講義第3回目はミャンマーで辺境専門旅行会社を経営する金澤聖太師範。 (極真空手の猛者なので私はそう呼んでいるのだ) のっけから、「道場破りで社員ゲット」というぶっ飛び話。 ヤンゴンに一人で初め

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『誰も国境を知らない』

西牟田靖『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)の書評を 「北海道新聞」に書く。 新聞の書評はもしかしたら初めてかもしれない。 「本の雑誌」では毎回6〜7枚書いているので、 1枚半は難しかった。

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南米からの便り

 実家の母から「あんた宛に外国から手紙が届いている」と電話が来た。 八王子の実家を知っているというのは、かなり古い知り合いだ。 いったい誰だろう?  母は外国語が全くわからないので、差出人のローマ字

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原稿と有酸素運動

 web本の雑誌で連載している宮田珠己「スットコランド日誌」http://www.webdokusho.com/suttoko/で 「原稿の執筆がはかどらないときは有酸素運動がきく。プールがいい」みた

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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