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高校講演会@宇和島

集英社の財団主催の高校講演会のため、四国に来ている。 今日は愛媛県宇和島周辺の二校で講演。 宇和島は五年前の自転車旅で通ったところ。 自転車で走った道は細かいカーブやでこぼこまで憶えており、 ひじょ

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腰痛探検家

11月に集英社文庫から刊行予定の『腰痛探検家』のゲラが出たので、 久しぶりに読み返したところ… あまりに異常なのでたまげた。 先日、中島京子さんが「高野さんの本は一行たりとも読者を笑わさずには済まさな

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狂気の起源を求めて

ビルマ(ミャンマー)難民研究者にして本人は医療難民の大野更紗さんのところに シャン料理をもっていく。 高田馬場のシャン料理店「ノング・インレー」で購入したものだが、 シャン豆腐の炒め物も酸っぱいスープ

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おすもうさん

相変わらず慌しい日がつづいているが、移動時間や待ち時間も多いため 仕事はできなくても本は読める。 高橋秀実の待望の新作『おすもうさん』(草思社)はすごくおもしろかった。 今大揺れに揺れている大相撲だ

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シリアス・ファン

義兄マイク・ノックら義理の兄弟一同で新宿に集まり、昼食。 マイクは修行僧みたいな音楽家なのだが、彼が真摯に求めているのは 「面白いこと」「楽しいこと」。 そういう姿勢をシリアス・ファン(seriou

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酒とつまみ 最新号

酒飲みの酒飲みによる酒飲みのための雑誌「酒とつまみ」13号が届いた。 ここの名物インタビュー「酔客万来」で私は昨年の暮れに取材を受けた。 インタビューといっても、一緒に酒をがばがば飲みながら 辺境の

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岡崎市のクライミングジムPlay Mountain

早大探検部時代に一緒にムベンベ探査を思い立ち、副隊長として参加した高橋洋祐から 「岡崎市でクライミングジムをオープンした」という電話が入った。 高橋は学生時代から熱病に浮かされたようにロッククライミ

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勇午

先週から慌しい日が続いている。 人に会ってばかりで、いつ誰と会ったのか忘れてしまうほどだ。 義兄のマイク・ノックが来日したことも書きそびれていた。 東京国際フォーラムで演奏したのだ。 もっとも土曜日

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八王子の人間だから

火曜日に集英社の会議室で角幡唯介と対談したが、 三日後の金曜日、まったく同じところで今度は中島京子さんと対談した。 直木賞受賞と『平成大家族』(集英社文庫)発売を記念してのもの。 相手がサークルの後

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聖なき巡礼

大谷幸三という、インドを長く研究し、ブータンやチベットにも造詣が深いライターの方にお会いして話をうかがう機会に恵まれた。 40年にわたるインド滞在&旅でいちばん驚いたことはヒジュラだという。 ヒジュラ

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怪物は江川と鶴田だけ

松井優史『真実の一球 怪物・江川卓はなぜ史上最高と呼ばれるのか』(竹書房)という本を書店の店頭でぱらっとめくったら、冒頭に「”怪物”の称号が似合うのは後にも先にも江川卓とジャンボ鶴田だけ」と書かれて

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困ってる人

仕事場である「辺境ドトール」の店長となぜか横浜本牧に海釣りに行った。 というか店長に連れて行ってもらった。 魚はさっぱ(ままかり)二匹のみだったが、海風に吹かれ、ビールを飲みながら 島田荘司先生の『御

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シャングリ・ラは実在した!

探検部の後輩・角幡唯介の開高健ノンフィクション賞受賞作品 『空白の五マイル』(集英社から刊行予定)のゲラを読む。 昨日読んだキングドン-ウォードンはこのゲラのための予習である。 彼が探検した世界最大の

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ツアンポー峡谷の謎

最近は気温こそ相変わらず高いが、湿度が低いせいか 外にいても日陰なら涼しい。 今日はなぜかJR高尾駅のホームに四時間居座って本を読んでいた。 静かだし、風が気持ちよく、電車の出入りがあって適度に変化

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島田荘司『占星術殺人事件』

知り合いの先生に頼まれ、神奈川県の高校でミニ講義みたいなことをやった。 たまには趣向を変えて、辺境の恋愛と結婚について話してみたのだが、 あまりうまくいかなかった。 ていうか、あらためて自分の話は下

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赤坂高級ホテルの夜

赤坂のANAインターコンチネンタルホテルのプールに行ってきた。 平日の午後3時過ぎでも入場料3000円というむちゃ高いプールだが、 それだけの価値はあった。 写真やビデオの撮影が可能なのだ。 日が暮れ

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名犬ロンドン

名犬ロンドンのDVDが届いた。 1963年にカナダで作られたテレビドラマシリーズで、一回30分。 字幕なしでわかるかちょっと心配だったが、英語は何もわからなくても理解できるインド映画並みのシンプルな

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くどくどかぱらぱらか

比較的調子よく来ていたブータン原稿がうまくいかなくなってきた。 逃避の意味合いもあって、ある作家の新刊を読むが、 こちらも文章の調子がわるい。 前はすごくその作家の文章が好きだったのだが、 最近その

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休みをとって職場へ?

金曜日はジュンク堂書店新宿店にて、宮田珠己部長とトークイベント。 (司会は杉江さん) 例によって宮田部長が芸人顔負けの強烈なボケをかますので、 私がしかたなく飛び道具でサハラマラソンの話を持ち出して

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写楽 閉じた国の幻

今日は仕事場(ドトールコーヒー)に行ったにもかかわらず、 まったく仕事ができなかった。 島田荘司『写楽 閉じた国の幻』(新潮社)をどうしても閉じることができず、 結局読みきってしまったのだ。 島田荘

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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