日本人のような蜘蛛?

先日仕事の関係でKLCCのペトロナスツインタワー
(つい昨年まで世界一高いビルだった)へ行ってきた。
ここには伊勢丹や紀伊国屋書店などの他、幾多のブランドショップがあり、
日本人のブランド好きだけでなく、現地の人々の暇つぶしに格好の場所になっている。
しかし、高さとショッピングだけが売り物ではない。
ここにはクアラルンプールフィルハーモニックオーケストラのホームグランドである
ペトロナスフィルハーモニックコンサートホールがあるのだ。
そこで日本滞在歴の長い当地の友人が面白いことを言っていた。


 
『トシさん、マレーシアの人たちはダメだねー。
オーケストラの演奏がまだ続いているのに、喜ぶと拍手が出ちゃうんですよ。
日本ではこんなことまずないでしょ?』
これにはなんとも答えようがなかった。
感動したら拍手をする、というのがより音楽を楽しんでいる
という見方だってあるだろうし、やはり他の人の鑑賞を妨げるのは
マナー違反だ、ということでちゃんと演奏が終わってから拍手を
するべきだ、というのも一理あるからだ。
もちろん日本では後者である。
しかし、感動して拍手がしたくても、回りを見回して
拍手が起こってから拍手をしよう、というのはあまりにも日本的ではある。
日本人は団体行動の方が性に合っている、
というのはまあ自他共に認めるところだろう。
かく言う私も、人と違うところを持ちたいと切に願っているのだが
やはり、あまり度外れた行動はできない。
そんなことを考えていたら、突拍子もないことだが
ある写真を思い出した。
団体行動ということではないが、通常見かける単独の蜘蛛の巣とは
ちょいと違うのをご覧いただこう。
写真がうまく撮れないので私の黒いシャツを背景に撮影した。

わかりにくいのでアップにしたものがこれ。

どちらもピントがあっていなくて恐縮だが、
蜘蛛の巣が立体的になっていて複数の蜘蛛が
共同生活しているのがわかるだろう。
団体生活をする蜘蛛。
餌にありつく可能性がかなり低そうだが、
生活どうなっているのか、ふしぎである。
もしかすると子どもの蜘蛛の生存競争がここで行われている
ということなのだろうか?
蜘蛛の生態に詳しい方がいらっしゃったらお知らせください。

“日本人のような蜘蛛?” への17件の返信