フィリピンで新種のオオトカゲが発見されたというニュースがあった。
コモドドラゴンの仲間だとのことだが、写真の様子だと
ミズオオトカゲに近いようにも見える。
珍しいのは果物を主食にしているらしいということだ。
熱帯雨林では、まだまだみつかりますね。
トラの商品価値
マレーシアで密猟されているトラがいくらで
取引されるのかについて、以前調べたことがある。
毛皮が非常にいい状態で取れたとして、総額RM25,000から30,000程度で
取引されるらしい。
肉は珍味を売りにするレストランへ、骨やペニスは
漢方薬業者へと大抵はタイのシンジゲートを通して売られる。
複数の人間がかかわって、しかも違法行為を行う対価がこれでは
うま味がないのではないか?と思ってしまうのだが、いかがだろうか?
BelumをBelumにした男
ここ何日かマレーシアの新聞を賑わしている名前がある。
『Chin Peng (陳平)』という人名がそれだ。
本名王文華。マラヤ共産党の主導者として第二次大戦中の対日抗争(英国より叙勲)や
大戦後の対英抗争(独立戦争ということかな)を指揮した人物である。
マレーシア独立後は、中国、ベトナムの共産党による武装革命に同調し
ゲリラ活動(テロ)を指揮した。
武装闘争中の一般人、軍人の犠牲者は1000人を超えるという。
現在85歳の彼はタイに亡命中で、以前からマレーシアへの帰還を望んでいるが
マレーシア政府は認めていない。
1989年(トシがマレーシアに来た年だ)12月に政府との間で抗争終結を意味する
和平交渉が成立し、マラヤ共産党は事実上消滅した。
彼の同僚たちは続々と亡命先からの帰還が認められたがただ一人彼だけが
認められないでいる。
彼の帰還を認めるべきだと、野党第一党PKR党首で元副首相のアヌワル氏が発言した
ことが今回のニュースの震源地だ。
ショウガの花の咲くころ
ショウガ科は世界中に53属200種類以上があると言われている。
熱帯ジャングルにはかかせない植物だ。
密林ジャーナルでも何度も取り上げているので
もしかすると重複するかもしれないが、花の形はランに似て
美しく、かつユニークだ。
また色鮮やかなものも多く、園芸品種になっているものも実は多い。
こんなに美しい花もあるのだ。
クルクマやアルピニアなどは切り花としてもよく見かける。
A lost land in time
生きものが好きだったり、未知の場所へ行きたいと思うような
人だったら一度は『死ぬまでに一度は行きたい場所』リストに入れた
ことがあるだろう場所がある。
それは南米のギアナ高地だ。
Wikipediaによれば
ギアナ高地は、ギアナ楯状地ともよばれ、ほぼ垂直に切り立ったテーブルマウンテンが数多く点在する。その数は、100を超えるといわれている。標高の高いテーブルマウンテンは、ギアナ高地内でもエキセボ川の西側に多くあり、ネブリナ(3014m)、ロライマ山(2810m)などがある。エキセボ川の東側のテーブルマウンテンは比較的小規模で標高は1000m以下のものが大多数を占める。
ホームズ物で有名なコナンドイルのもう一つの作品群である
冒険小説の世界でその名を轟かせた
『失われた世界(ロストワールド)』の舞台だ。
実は規模こそ小さいがボルネオ島にも似たような場所がある…
マリオウ・ベイジン(Maliau Basin)がそれだ。
次に飛ぶのはやっぱり。
以前のエントリーでも書いたが、トビヘビは肋骨を横に開き、体を
平たくして滑空するそうだが、この話を当地の飲み屋でしていると、
聞き耳を立てていたマスターが「それ、ツチノコじゃないの?」と言い出した。
変遷
直径4センチほどのボール状の花が地面に転がっていた。
薄紫というかピンクの小さな花
受粉する前に雨か風によって落とされてしまった花だろうと思った。
ところが…
地上に咲く。
化石発見!って驚くほどのこと?
yahooニュースなどでご存知の方も多いだろう。
読売新聞によると
【ワシントン=増満浩志】あばら骨が大きく左右へ張り出した「翼」をもつ新種トカゲの完全な化石が、中国・遼寧省の約1億3000万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった。
写真はこちら
完全な骨格という以外、別に驚くことではないように思う。
だって身の回りに結構実物がいるからね。
しかし、1億3000万年前からほとんど変化していないというのは
特筆に価するかもしれない。
ちなみに会社の事務所(4階)の窓のすぐ外にある木では
ここ数日、社員によりかなり頻繁に目撃されている。
家庭に持ち込むべからず
先日ジャングルから戻り、汗や泥で汚れた衣類と装備を
洗濯機のあるベランダに出し、シャワーを浴びようとして
ズボンを脱ぐと、腰のあたりが血で真っ赤に染まっている。