ある事情があって、海外に出た直後の写真を探したところ
古い友人から提供を受けたのがこれ。
1997年にハノイで開催された「IX Asian symposium on Medicinal plants, Spice and other natural products」
(第8回薬用植物、スパイスその他の天然物に関するアジアのシンポジウム」に
勇躍参加した時の写真だ。
アオザイの女性たちに囲まれて非常に嬉しそうなのが明白である。
長髪で細身…
縁は異なもの…
今我々の進めている仕事で必要なので、技術指導をしてもらいたいと、
お願いをしているマレーシアの大学の先生から話があった。
「XXから同じ依頼が来てるんだけど、おまえとの仕事の方を優先しようと思う。
あちらは断ろうと思うけど、いいよね?」
「え?!」
XXは世界的な超大企業。
2007年度の利益ではマイクロソフトやトヨタより上!
といえば、その規模がわかるだろう。
なぜ、そんなところより、我々を優先するかには実は秘密がある。
実は昔、一緒に死にかけた経験をしている仲間なのだ。
まさに縁は異なもの味なもの、である。
こういう人の縁でどうにかやって来れていると思うと
宗教心などはこれっぽっちもないけれど、
感謝して生きていかなければと思うのであった。
国立機関との初コラボ(運命の出会い 続き)
正式には Malaysia Rubber Board(マレーシアゴム評議会MRB、
マレー語表記ではLGMとややこしい)傘下の研究機関である。
飛び込みで訊ねられた方もびっくりしたことだろうが、
以外にスムースに担当者を紹介してくれた。
栽培地発見!(運命の出会い 続き)
ジャングルと直接関係ない記述が続くがもう少し御辛抱いただきたい。
もうちょっとで終わりですからね。
さて、ある日車で旧クアラルンプール国際空港(通称スバンエアポート)周辺を
走っていたところ道路沿いの雑木林からさっさっと光が差してくるような感覚を覚えた。
スピードを落とし気味にしてその雑木林を見ていると、一定の間隔で林の奥の奥まで
見通せるではないか。
運命の出会い(続々)
クルクリゴとの出会いと横浜国立大学の栗原先生からの
お手紙に気をよくした私は早速自分で栽培をしてみようと考えた。
このフットワークの軽さ(軽薄さ)が私の取り柄である(笑)。
そして、クアラルンプール近郊で農地を貸してくれるところを
探し廻りはじめたのである。
いきなり農地?そう、出身大学では農場第一研究室という研究室の
初代ゼミ長である。
家庭栽培的栽培などは私にとって栽培ではないのである!
狙いは少なくとも1000坪規模の農場だ。
このいきなり大風呂敷を広げる計画性のなさが私の弱点であった(涙)。
『眉つば』話つづき
前回のエントリーでは50メートル級の木に
どうやって展望台を作ったかについて書いた。
そして下から見るとどんな風に見えるのかを中心に
写真を選択した。
もうひとつの『眉つば』話
『開かずの間』から、トビトカゲの写真を発見して
若干溜飲を下げることができたが、トシには依然としてほら吹きという
謂れのない中傷がついてまわる。
トビトカゲの次に『眉つば』と思われている話が以前ここでも
書いた50メートルの木に登る話である。
これの証拠写真もまた、『開かずの間』で発見してしまったのである。
運命の出会い(続)
前回のエントリーに続いて『現代化学』との出会いについて
表紙の赤字の見出し『味を変える不思議なタンパク質』の記事は
『レモンや紅茶を甘くするミラクリンとクルクリン』という小見出しと
ともに、こうスタートしている。(著者:栗原良枝)
ミラクルフルーツと呼ばれる実を口に含んだのち、レモンをかじると、甘いオレンジのような味がする。クルクリゴという植物の実は、レモンを甘くするだけでなく水も甘くする。これらの実に含まれる活性成分は、それぞれミラクリンとクルクリンと呼ばれるタンパク質で、味細胞に吸着し、味覚の機能を変える作用をもっている。すっぱいものや水が砂糖なしで甘くなるので、新しいタイプの甘味剤として注目されている。
運命の出会い
客観的に見るとかなり破天荒な経緯でマレーシアに定着することになった私ゆえ、
初対面の人から「なんでまた?」という質問をされることが多い。
いくつか理由はあるのだが、そのうちの確実な一つがこの雑誌との出会いである。
発見写真3
おそらくニシキヘビかミズオオトカゲの頭骨だろう。
クアラルンプール周辺の河原で発見した。