熱帯の黒百合

熱帯のジャングルを歩いて出会う花。
それらは赤やオレンジ黄色といった原色であることが多い。
トシの大好きなショウガ科の植物は
はっとするほど鮮やかな色をしている。
そんな中、ひたすら地味な色の、
それでいて派手な出で立ちという矛盾した花がある。
それがブラックリリーだ。

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裏庭へ

昨日、日本から来た通信社の方を案内して
会社の裏庭(森林)を2時間ほど散策した。
首都クアラルンプールは人口200万人で
モノレールや高層ビルが建ち並ぶ大都会。
電線が地下埋設で非常に気持ちのよい町だ。
その大都会クアラルンプールのダウンタウンから
車でほんの20分ほどのところに
これだけの森林があるのが素晴らしい。

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怒りと悲しみと

マレーシアの新聞はカラー写真をふんだんに利用した
かなりカラフルな紙面である。
それだけに、残酷な絵柄は、目を背けたくなる
ような強いインパクトを持つ。
一般に中華系の新聞の方が、事故の写真や
事件の被害者の遺体などをずばり掲載して
あざといのだが、今回は英字紙『スター』の
一面に度肝を抜かれた。
記事のタイトルは
『レンジャーがトラの体(の部分)を冷蔵庫で発見』
(Rangers find tiger parts in fridge)

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密林のスケールを遙かに越える男

昨年の5月に共通の友人の紹介で知り合い、
その後、懇意にしていただいている日本随一の辺境冒険作家
高野秀行氏が、次のターゲットを決めたという。
高野氏は、早稲田の探検部時代にアフリカはコンゴの怪獣
モケーレムベンベを探しに行き、そのいきさつをまとめた本で
作家としてデビュー。
その後中国へ野人を捜しに行くなど、未確認生物探索界では
巨人とあがめられている人物である。
また、ゴールデントライアングルの最奥部(ビルマ、ワ州)への潜入を試み
あろうことか7ヶ月もの滞在を成し遂げ、アヘンの栽培にまで
従事してしまったという、もうなにをかいわんやという人物でもある。
(しっかり中毒にもなっている)
それからそれから。。。とにかく辺境冒険界でも巨人なのである。
その高野氏が、今熱い血潮をたぎらせている生き物こそ
インドの怪魚ウモッカ(命名は愛好家による)なのだ。

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