テントウムシモドキ

先日お客さんと一緒に出かけた農業公園でかなり大型のサルノコシカケを見つけた。
同行していたカビ、キノコの専門家に声をかけると、昆虫の専門家のお客さんともども
『腰掛け』部分の裏側を覗きこんでいる。
『腰掛け』を下から覗きこむなど、何やら不謹慎な行動だが、
そこによく虫が集まるというなら、これはしょうがない。
熱帯アジアで、サルノコシカケと言えば
一般には『バイオリンムシ』なんだそうだが、
今回は別の虫だった。

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こけおどかしか、美か。

今日ほんとうに久しぶりに森に入ってきた。
新入のスタッフたちら9人を連れての
当社規定のジャングルオリエンテーションだ。
いつもの森に9時から2時までたったの5時間だが
体の中から嫌なものがすべて抜けた、そんな時間だった。
ヒルにも吸われて血もきれいになった、かな?
さて、今回見つけたのもクモ。

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もうひとつクモ

考えてみると密林ジャーナル、
最多登場はヒルだとして第二位はクモかもしれない。
こちらも森林研究所駐車場の傍らにあるクモの巣。
朝顔を逆さにしたような形状の巣。
これもそんなに珍しくないのかな?

よくある光景

今回はじめて携帯のカメラで撮影した
イトトンボの羽化。
残念ながら写真は非常にみにくいんだが
白っぽい姿は確認できるだろう。


涼しげな夏の風情。
一年中だけど。

さそり?

これも実はたくさん保存されていたスライド写真の一枚。
いわゆる日本語の意味での昆虫(6本あしなどの特徴で規定)ではないが
英語のinsectには含まれるだろう生き物だ。
尾が数珠のようになっていないのでサソリではなさそうだなと思ったが
それ以外の部分は完全にサソリ。

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ジンメンカメムシに似せる?

最近テレビのCMなどでもおなじみのジンメンカメムシ。
頭を下にしてみると背中の模様がお相撲さんの顔に見えるあれだ。
 リンク—『海野和夫のデジタル昆虫記』
色といい、デザインといい、カモフラージュにはならないだろうから
毒を暗示するデザインなのかもしれない。
さて、少し前に撮影した写真だが、これもちょっとだけジンメンカメムシに
似ているデザインと言えるだろう。

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会社の階段で

私の会社は大きな森林に囲まれた環境にあり
駐車場わきの植え込みなどに、イノシシの掘り返した痕が
見られるなど、野性味たっぷりである。
しかし、不思議なことに建物の灯りに誘われて
走光性の昆虫たちが大量に集まってくる光景が見られない。
過去5年で、カブトムシをみつけたのはほんの1,2度でしかない。
金曜日の朝、研究所の外階段を上っていて久しぶりに
みかけたのがこれ。

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昆虫の本

本ブログでもリンクさせていただいている
サステナラボで紹介されていた
『集めて楽しむ昆虫コレクション(森の休日5)』を入手した。
白地のバックに鮮明な写真が非常によく映える
すっきりしたデザインも素敵だが、やはり虫をある特殊な観点から
集めるアイデアに感心した。
さまざまな昆虫の抜けがら。
葉の虫食い跡の多様性などなど
ちょっと変わった視点が面白い。
最近の図鑑は結構凝っていて注目していたが、
この本はさらにひとひねりしている感じがする。
書店でなかなかみつからず苦労したが、おすすめの本だ。
出版社がヤマケイってのも驚きですな(笑)。