こけおどかしか、美か。

今日ほんとうに久しぶりに森に入ってきた。
新入のスタッフたちら9人を連れての
当社規定のジャングルオリエンテーションだ。
いつもの森に9時から2時までたったの5時間だが
体の中から嫌なものがすべて抜けた、そんな時間だった。
ヒルにも吸われて血もきれいになった、かな?
さて、今回見つけたのもクモ。

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ブータンという国が気になるわけ

この前のエントリーで生物資源探索をするものにとって
ブータンがいかに魅力的かの一端を書いてみた。
要約すると『自然環境と伝統的知識が両方いい状態で残っていること』になる。
今回は生物資源探索に関係ない人にとってもブータンは魅力的なはずだ、
ということを書いてみたいと思う。
『密林ジャーナル』の趣旨とはちょっとはずれるがご勘弁を。

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多様性の消滅

私の会社の仕事は、世の中の役に立つ物質や機能を生き物から探すことだ。
これを生物資源探索(Bio-Prospecting)と呼んでいる。
今まで見つかっていなかった新種の生物からだけ、新しい物がみつかる、
ということではないが、やはり多様な生物がいる環境というのは
生物資源探索をするものにとって魅力的である。
その一方、この世には伝統的知識というものがある。
これは長い人類の歴史の中で、試行錯誤が繰り返されて現在に至る
主に生き物を利用する知識のことだ。<業界限定。
薬や食品から繊維、そして醗酵食品などバラエティに富んだ
貴重な財産である。
生物資源探索を進める上でこれらの伝統的知識というのは
非常に重要な指針となる。

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