私の座右の書はこれはなんと言っても『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)である。
文庫本で8巻にもおよぶ、あまりにも有名な、国民的小説と言っていいかもしれない。
今でもわが家の至る所にばらばらに置かれており、トイレに入る時手にしたり
ソファに寝っ転がりながらランダムにページを開いたりしている。
歴史小説ということもあり、時代背景の説明が多いので、すべてのページという
わけではないが、開いたページの近くには必ず今の自分を勇気付けたり諌めたりして
くれる煌めくばかりの言葉がみつかる、私にとって、バイブルのような本だ。
一番かっこいセリフはたぶんこれだろうか。(記憶だけで書いているので…)
薩長連合が成り、倒幕戦の後どんな政府を作るか?という実務的なリストアップ作業を
竜馬が実施したのだが、このリストを見た西郷隆盛が竜馬の名前がリストに
ないことを不審に思い問いただすと、あっさりと閣僚として出る気がないことを表明する。
では何をするか?という問いに「世界の海援隊でもやりますかな?」と語るところだ。
自分の成し遂げた大事業(連合)によって政治家としての栄達を図ろうとせず、
さらに大きな世界へ自由の羽を広げようという気がまえに満ちたスケールの大きな、
まさに竜馬ならこんなことを言うだろうという、抜群のセリフである。
ちなみに武田鉄也の気持はわかるが、あの程度のグループに『海援隊』という
ネーミングはやっぱりいけない。うん。
このほかにも(この本の)竜馬は魅力あふれる数々の言葉を生んでいる。
後に、ともに暗殺に倒れる盟友、中岡慎太郎との土佐藩江戸屋敷における
出会いの場面にも地味だが印象に残るセリフがある。
日本が未曾有の危機に面している時代、心ある尊王攘夷の武士たちはみな思い切った
行動を起こそうとしているのに、あなた(竜馬)は剣術修練のために江戸へやってきて、
日本の危機になど全く頓着していないことが我慢できない、と中岡は竜馬を糾弾する。
それを受けて竜馬が語るセリフが
「おまんは偉い。土佐のはずれの庄屋におっても、肝に日本を乗せちゅう」
(腹だったか?いや肝だったような気がする)
そして竜馬はさらに「おれはお前らのように頭がよくないのでぼちぼち行く」
と狂奔する時代の中にあっても周りに影響されずに自分のペースで進むことを
宣言するのである。
さて、つい最近この竜馬のセリフを使いたくなるような場面に遭遇した。
ブータンのお客さんが2名、マレーシアの当社研究所を訪問してくれた時のことである。
1名が肉が苦手ということでマレーシアのシーフード中心の鍋料理に招待した。
あまり頼み過ぎて残すのはよくないので、気をつけたつもりだったが
やはり食べきれず、少し残ってしまった。
そのことを「ちょっと罪悪感を感じますね」と言う言葉で弁解したトシに返って来た
言葉は「ソマリアの人たちのことを考えるとね…」というものだった。
そして二人は本当に辛そうな顔をして黙ってしまったのである。
「おまんらは偉い、世界のはてのような国にいても、肝に世界をのせちゅう。」と
きっと竜馬は感激しただろうと思うのだ。
そして竜馬ではないが私は本当に大感激したのである!
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現在日本滞在中なので手元に種本がなく、
上記の内容に間違いがないか「竜馬が行く」を
本屋で立ち読みしてみましたが、ほぼ合ってました。
ただ、「日本を」ではなく「天下を」でした、肝にのせちょるのは。
金曜日の夜ご一緒した竜馬に関係ある某商社の方々も、
やっぱり読んでるみたいでしたよ。
3人で「俺が一番読んでる!」合戦になりました(笑)。
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トシさん、もしかしたら今頃はブータンかな。。。
このブータンの方々には恥ずかしい限りの我々ですが、
X計画シリーズで「B作戦」を計画しました。トシさんのご予定はいかがでしょうか?
例の「ナ計画」関連の特別サイトにも情報アップしました。
トシさんのご都合しだいで日程決定です!!
タイミングが合えば嬉しいのですが。。。
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あらいさん こんにちは。
まだマレーシアです。
ブータン行きはおそらく8月上旬になる予定です。
また面白い企画をお考えのようですね。
私はおそらく後ろの方なら大丈夫だと思いますが
またメールいたしますね。
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8月上旬といったら、「Matsutake Festival」の頃ではないですか!!!
マツタケはもちろんですが、
私は「medicinal stone bath」というのに興味が湧いたのですが。。
いいなぁ〜〜
(って、マツタケ祭りのことにしか目が行ってない私…笑)
私の方は、その頃は七夕祭りと○○○祭を控えてます。
B作戦本体はシンプルなのですが、
とりあえず一品、とても凄いのを入手してます。。(笑)
ご都合があうと嬉しいです。
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あらいさま とても凄いものってなんでしょう。
楽しみですね〜。
興味をお持ちのMedicinal Stone Bathは、前回の滞在時に体験しました。
焼け石を入れて作る温泉で、水蒸気がすごくて
しかも石がかなり熱くて、お湯につかっているのに
サウナみたいな感じです。
ただ私は、入浴中に宿の人にビールと焼酎をしこたま
飲まされて、不覚にも沈没いたしました(笑)。
ブータンの人たちはほんとに酒を勧めるのが上手なんですよ。
(勧められれば断わらずに飲む自分のいやしさは棚に上げてと)
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Medicinal Stone Bath、すでに体験していたとは…!
羨ましい限りです。
でも、トシさんが沈没とは…、何か秘薬が入っていたのかもしれませんね(笑)。
きっとブータンでは、日本人はお風呂でよく沈没するらしい…という噂がたっている、なんてことは無いですよね(笑)。