前回のエントリーでご確認いただいた通り、
8月17日にブータン王国政府とトシの会社Nimura Genetic Solutions (M) Sdn. Bhd.は
生物資源探索の提携契約を締結した。
調印式は首都ティンプーの農業省コンファレンスホールで執り行われた。
ブータンの国営放送でその模様が放映され(録画)、翌日の日刊紙『Bhutan Today』の
一面に掲載されるなどメディア的にも非常に大きな扱いであった。
また8月26日日経新聞でも3段のかなり大きな記事になった。(オンライン版は少し短い)
注目していただき大変ありがたいと思っていると同時に大きな責任も感じている。
今回の滞在は、最初から最後まで体調面で苦しかったが
逆に大事な調印式が到着翌日にあったのは助かった。
二日目はまだそれほど酷くなかったし…
そして帰りの便の経由地バンコクでトンヤムグーンを飲んで
汗をだらだらかいているうちに、すっかり体調が戻った。
「ブータンの食事は同じ辛いでも体内に残るのでは?」
とか
「ブータンの食事のチーズはトウガラシの刺激をくるんでしまい、
胃腸を刺激しないので下痢をしない代わりに、発汗も促さないのでは」
などと言う、非科学的な会話を、同行した大手製薬会社の研究者
N博士とかわしたのだった。
ブータンはなにせ神秘の国であり、経験なチベット仏教の国なので
つい、そんなことがあるような気がしてしまうのだ…
写真は調印を立ったまま始めてしまった大臣に「座ろう」とも言えず、
二人で立って調印をしている農業大臣と私である。
微笑ましいと言えば微笑ましいと書いておこう。