先日再びレソト王国が新聞紙上に登場した。
コートジボアールとの強化試合にいいところなく敗れた
W杯日本代表の最後の追試候補にあがったのである。
『日本“追試”ジンバブエ代表かレソト代表』(サンスポ 6月8日)
結局モザンビークが候補になり、ドタキャンがあってジンバブエになったのは
ご存知の通りで、レソトの名はこれだけで消えてしまった。
そもそも私がレソト王国に興味を抱いたきっかけが
日本代表の合宿候補地の一つとして報道されたことなのだ。
『日本代表キャンプ地にレソト王国浮上』(デイリースポーツ 4月28日)
サッカーの2010年W杯南アフリカ大会での日本代表ベースキャンプ地に、レソト王国が浮上した。日本協会関係者が27日、明らかにしたもので、開催国に周囲を囲まれ、気候も温暖な“アフリカのスイス”が最有力候補となった。
4大会連続のW杯出場に王手をかけた岡田武史監督(52)は油断は禁物と強調するが、協会関係者は「キャンプ地の候補都市から(誘致の)レターがきている。どこも出場が決まっていないから、(日本は)早く決めた方がいい」と説明した。W杯の開催期間(6〜7月)は南半球のため晩秋で、平均気温は開催都市の一つ、プレトリアで12度前後と涼しい。南アフリカは国土の多くが標高1200メートルを超えるだけに高さ対策が急務だが、関係者は「ちょっと高いところをキャンプ地にすればいい。真ん中の国は見晴らしのいい高台」と語る。
真ん中の国とはレソト王国を指している。南アフリカに周囲を囲まれた“飛び地”の山脈国で、標高は1500メートル以上。高地対策にも有効で、イタリア北部に似た温暖湿潤気候という。本番でベスト4を掲げる岡田監督。最適なベースキャンプ地が上位進出のカギを握るだけに、協会関係者は「W杯出場を決め、6月のコンフェデレーションズ杯で岡田監督に現地を見てもらう」と話した。
合宿を予定していた6月の上旬より一カ月早い5月の上旬で一番寒い朝
5℃だったことを考えると、“温暖な気候”というのは疑わしいが
日中は涼しくて練習には適した環境であるということは言えそうだ。
いろいろ調べてみると、アフリカ諸国の中で治安が非常にいい、
ということがわかってきた。
また英語の通用度が高いのもポイントだ。
そして昔ながらの生活をしている人たちがまだまだたくさんいる
ということも大きな魅力である。
先史時代の壁画なんかがたくさんみつかっているし、恐竜の足跡の化石などもある!
ジャングルこそないけれども…
ということで、レソト王国への興味は増していったのであるが、
驚くなかれ、このアフリカの小国は日本に大使館を持っていたのだ。
レソト大使館としてはW杯さまさまといったところだろう。
カメルーン戦のあったブルームフォンテーンから車で1時間半なのだから
もう少し宣伝してもよかったですね。Kさん。