またまた象で(再投稿)

 *2005年2月19日分の再投稿です。
これまでやたらと「ゾウは怖い」を連呼してきた。
人によっては、誇張しすぎなのではないか、疑っている人もいるだろう。
私の友人には、「ゾウは怖い」という意識が大分浸透してきたようで、以下のような文章もある。

最強の階級、ヘビーウェイトの最初を飾るのは、「象をも倒す強打者」と言われたジョージ・フォアマンだ。まあ、実際に象を倒せる訳もなく、ただのキャッチコピーだが(馬を倒したライト級選手はいたが)、ヘビー史上最大級の強打者であることはまちがいない。(本当に象を倒したらアジケトのお二人から誉めてもらえることだろう。)

名指しでふってもらったことでもあるし、ここではゾウの怖さについて、私が実際に目にしてきたことを中心に書いてみる。


まずはその破壊力。
ジョージ・フォアマンの「象をも倒す強打者」はまさにその破壊力を表現した抜群のコピーだが、本家はさらにすごい。ゾウに廃墟にされた先住民族の村を訪ねたことがあるが、根本の直径25cmほどのココヤシの木が折られている。ココヤシの木というのは、フロリダを襲うハリケーンの暴風でも時に折れずにいたりする非常に折れにくい木なのである。それがポッキリ、である。(何の為に折ったのかは不明、ただむしゃくしゃしただけかも)
そして恐ろしい習性
前の欄でも書いたが、なんだかわからないものは取りあえず踏んでみる、という習性があるらしい。これは野生ゾウを使って実験したわけではないが、証明になりそうな事例がある。赤外線センサーというのをご存じか?商店などで入り口を人が通ると「ピンポーン」と電子音が鳴るあの仕組みだ。動物生態学者はあれを使って野生動物の写真を撮影するのだ。音を出す替わりにセンサーに接続したカメラのシャッターがおりる。しかしジャングルはやはり光が少ないのでストロボを焚かないとはっきりとした写真が撮れない。そしてストロボはカメラの位置をゾウに教えてしまうのだ。哀れセンサーカメラ(安い物ではない)はゾウにめちゃめちゃに踏みつぶされてしまう。(アーム筆入れに入れておけば良いのかもしれない、と書くと歳がばれる)
次に知性 
ゾウの被害はジャングル周辺のプランテーションでも頻発している。そこで周囲に電線をはりめぐらし、触れたゾウを感電させることでプランテーションへの進入を防ごうという努力がなされている。ところがゾウはこれを破ってしまう。近くの細めの木を倒して電線の柵を破壊してしまうというのだ。
そして何より恐ろしいことは、群居性と母性愛ではないかと思う。
野生の大型動物が最も危険なのは
1 怪我をしているとき
2 年老いて普通に獲物を捕まえられなくなったとき(肉食動物に限るが)
3 子供を連れているとき
なんて言われるが、ゾウの場合、群れで生活している上に、子ゾウの親離れが遅いのでしょっちゅう危険モードだと考えられるのである。
ゾウはまぎれもなく草食動物であり、山の中で人と会ったとしても襲いかかる必要はないはずだ。普通の大型草食動物(鹿とかバク、サイなど)は人の気配を察知するとさっさと逃げてしまう。子を守ろうとする母性愛、またはコミュニティ意識、そして踏んでみる習性、破壊力、これらが合わさってゾウを密林の王たらしめているのだろう。
成体で3トンともいうサイズにもかかわらず、平地で30km/hになるとも言われるスピード。
ゾウが恐ろしいという雰囲気は十分伝わっただろうか?

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