先日お客さんと一緒に出かけた農業公園でかなり大型のサルノコシカケを見つけた。
同行していたカビ、キノコの専門家に声をかけると、昆虫の専門家のお客さんともども
『腰掛け』部分の裏側を覗きこんでいる。
『腰掛け』を下から覗きこむなど、何やら不謹慎な行動だが、
そこによく虫が集まるというなら、これはしょうがない。
熱帯アジアで、サルノコシカケと言えば
一般には『バイオリンムシ』なんだそうだが、
今回は別の虫だった。
調べてみるとテントウムシダマシ科の仲間らしい。
ただ形状は首の短いバイオリンムシにも見えないことはない。
テントウムシダマシというのは害虫のテントウムシを指すことも
あるようだが、これは全くの別種である。
全長は2.5センチ程度。
背景の白い部分がサルノコシカケの傘の裏側。
実はこんなにたくさん!
これから大きなサルノコシカケを見るたびに、
私も覗き込むことになるのだろうな。