うー、かわいい!!

当地の日本語情報誌『南国新聞』(毎週木曜日発行)9月18日号に
こんな記事が掲載された。

 『希少種のスマトラサイを救出』

サバ州野生動物局のレンジャーや獣医が八月初めに同州東海岸にある油パーム農園で発見した負傷した希少種のスマトラサイを、鎮静剤を使わずに二週間かけて捕獲用オリの中に入らせ救出した。同局によれば、このスマトラサイはケガを負ったことで、険しい地面のある森林を出て油パーム農園の平地に出てきたとみられる。野生動物局の職員がサイを発見した際に近づこうとしたところ、攻撃的な姿勢をとり職員を威嚇したので、距離をとってエサとして果物を与えて警戒感を解くことに腐心した。その苦労が実り、サイを捕獲用オリの中に導くことに成功した。救出されたサイは、同州ラハ・ダトゥの東部にあるタビン野生動物保護区のサイ小牧場に移送される。スマトラサイは絶滅の危険にさらされている動物で、サバ州には三○匹のみが存在するとみられている。(原文ママ)


 
オスなのかメスなのか、成獣なのか子供なのか、どの位の大きさなのか
重さなのか、こういった記事につきものの情報は一切ないが、なにか
ほのぼのとした読後感の記事ではある。
写真も、まるで合成写真のような見事な構図のものが2枚掲載されている。
一枚はしずしずと檻の中へと向かうサイの姿を写したものだが、
檻のふたを押さえる人の横に普段着で見守る人物が写っているなど
緊張感のかけらもない(笑)。
(英語紙The Starに写真発見。しかもオスの成獣らしい。)
(こちらはThe New Straits Timesかわいい!)
マレーシアらしくてとてもいい記事だと思う。
マレーシアに生息していて私が野生のものを見たことがない
ほとんど唯一の大型哺乳類がこのサイである。(有名なやつでは)
半島にも一か所見られるポイントがあるらしいのだが、まだ行ったことがないので
ここでは内緒にしておく。片道山歩きに5日以上かかるらしい。

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