生物多様性条約に批准している国は11月19日現在、192カ国である。
12月10日に193カ国目として批准するのが、ソマリアだ。
治安の悪いアフリカ諸国の中でも、スーダンなどと並んで最も危険な国の
一つと言っていいかもしれない。
少なくともトシのイメージは「危ない国」につきる。
生物多様性を守る前に人間の命はどうなのだ?
というつっこみもあるだろうが、仮にかの国にアプローチして
生物資源を利用するとしたら?と考えて生物多様性条約のウエブサイトに
アクセスして調べてみた。
Focal Point (問い合わせ先兼責任者ぐらいの感じかな)を見て驚いた。
責任者の住所がケニアのナイロビではないか。
つまりソマリア国内には問い合わせ先がないのである。
やっぱりそういう危険な国なのだろうか?と思ってアフガニスタン、イラク、
スーダンを調べてみると皆一応国内にある。
(ちなみに192カ国目がイラクである…)
まだ批准していないので外国でもいいのか、それとも危ないので外国にあるのか
12月10日以降が楽しみである。
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現在、というかもう十数年、ソマリア暫定政府(TFG)は国内において何の力ももっていません。
というより、もはや壮大なフィクションといったほうがいいかもしれません。
なのに、つい先週も「子どもの権利条約(CRC)」という国際条約に批准したりしてます。
他にやることもないし、こうやって「ソマリア政府は実在するんですよ」とアピールしていくしかないんでしょう。
ちなみに現実のソマリアは三国志状態にあります。
北部は「ハイパー民主主義国家」のソマリランド、
中央部は「海賊国家」のプントランド、そして首都モガデシュのある南部はイスラム原理主義とその他勢力が激しく戦闘する「無政府国家」です。
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タカノさん コメントどうもありがとうございます。
きちんと運営できない国は批准できないとかにしないと条約自体が
空洞化してしまいますよね。
来年名古屋で開かれる締約国会議に一票持ってやってくるのでしょうか?
票が割れた時にこの一票に高値がついたりして、
もしかすると暫定政権の資金稼ぎかもしれませんね。
こういう時にアゴ足つきで招待をして票稼ぎしたりするのはスイスが上手いと
いうような話を聞きました。
ところで三国志という表現がまたタカノさんらしい(笑)。
最近ソマリアを中心としたアフリカ病にかかっている某武闘派の
Kさんが聞いたら死ぬほど喜ぶこと請け合いです。
私も生物多様性の点でアフリカにはある種の憧憬を抱いていますが、
まずはレソト王国でアフリカ進出の第一歩を安全に踏み出したいと思います(笑)。
シンガポールへ行って、東南アジアを語るようなものでしょうけど。
もちろんレソト王国の魅力を私は違うところに求めているのですが。
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上記の「きちんと運営できない国」の運営は「国家運営」ではなく
「条約の内容」についての運営のことです。あしからず。
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先ほどFocalPoint確認してみましたがやはりケニアでした…