レソトの人々(1)

短期間の滞在では、その国の本当のことはわからないものだが
個人とのちょっとした接触でいい印象を持ったりすることはある。


 
トシのマレーシアに対する印象は初期に出会った人々でほぼフレームが
決まり、その後出会った人々でより強固になっていった。
いいフレームを作ってくれたので、嫌な思いをした相手をフレームから
はみ出した(例外の)材料として処理出来たのだと思う。
やっぱり第一印象が大事なわけだ。
今回のレソト訪問でもよい印象を持つ出会いがいくつもあった。
初日に歩道橋の上から街を撮影していたところ声をかけてきた
学生と思しき青年は 
「何を撮ってるの?僕も撮ってよ!」
 

すると、別の女性が
「私も!」

2人とも、どんな風に映っているのか確認もせずに、また「ここへ送って」とも
言わずに、撮影されたことに満足して「Bye!」の一言を残して去って行った。
こういう出来ごとで、旅人の心はうんとほぐれるものなのだ。
ちなみに、この国の人は「Hello」や「How do you do?」の代わりに
初対面でもいきなり「How are you?」と声をかけてくるので最初はちょっととまどう。
初対面で使う言葉としてリストに入っていないものだから
「あれ?前にどっかで会ったっけ?」
応用の利かない人間はダメだなーと思う瞬間である。

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