*コメントが荒らされているので
再エントリーします。
コメント寄せてくださった方ごめんなさい。
ヴァリラタ国立公園入り口には、入園料を徴収するゲートがある。
タクシーの運転手とは3時間後の再会を約してここでひとまず別れ
舗装路の続く森林を一人進むことにした。
ユーカリ中心の林から熱帯風雑木林、そして針葉樹林中心の林と
短い距離の中にも、細かい変遷がみられる。
わくわく気分もつかの間、30分もしないうちに、ぱらぱらと雨が落ちてくる。
レインジャケットも傘も万全で恐れるに足らずだが
やはり、雨男は健在か、と苦笑い。
高原の雨らしく、風に煽られるように強弱をつけて降り続く。
雨を嫌って帰路につくのか、続けてすれ違った2台のバン以降、人も車も
一切目にしない。国立公園にたった一人とはなんと贅沢な。
治安の悪さゆえに自由に行動できない不満やストレスも一気に吹き飛ぶ。
ジャングルと呼ぶには、あまりにも清々しい森林を、
小一時間も歩くとヴァリラタ国立公園随一の展望台に到着する。
ここからようやく本格的な山道だ。
雨も上がり、雨に洗われた木々に明るい陽光が差し込み
きらきらと美しい。
山歩きにとって雨とは普通『悪』でしかないが、
こんな時、雨もほんとに悪くないと、思える。
結局3時間ほどの森林散策(車での往復2時間も含めて半日がかり)で、
軽い運動というレベルであったが、汗も充分かき、リフレッシュすることが
出来た。そして、珍しいものもいくつか見ることが出来た。
着生植物とアリの共生。
高さ10メートルほどの木に着生している植物にアリが巣を作っている。
このこぶのようなのが着生植物(だと思われる)で
写真が悪くて見にくいが
茶色く見える部分がアリの巣の入り口で、アリの頭の色である。
そしてこれが謎の物体。
木の根本に『青木の実』大のつぶつぶがびっしり。
同じ木の上にもやはりびっしり。
実の付き方としてはあまりにもグロテスク。
おそらくキノコか何かなのだろうが。。。
こんな短期間で、この収穫、パプアニューギニア、また来るぞ。