ブータン再訪

明日バンコクに一泊して、翌日の早朝の便でブータンを再訪する。
1月に訪問し、5月にはブータンの人々をマレーシアに迎え、8月に再訪。
この半年ちょっとは、本当にブータン一色だったと言ってもいいくらいだ。
8月17日には我々とブータン王国が一歩進んだ結びつきを持つイベントがある。
8月20日にマレーシアに戻る予定なので、乞うご期待である。
心配なのはバンコクの情勢だ。

生物多様性を考える

LINKにも入れましたがトシの会社で、「生物多様性(条約)」情報サイトを立ち上げました。
若手研究スタッフのS君が担当します。
今後いろいろなメディアで「生物多様性」のことが取り上げられていくとは思うのですが、
ここは生物多様性に関わるプレイヤーとしての視点でいろいろ発信していけたらと
考えておりますので、どうぞごひいきに。
『NGS通信−生物多様性を考える』、うわっ堅いタイトル(笑)。

座右の掌編(2作)

前回のエントリーで座右の書として「竜馬が行く」を挙げた。
本当に愛してやまない本(全8巻)なのだが、もう一つ挙げておくべき本というか
作品がある。(実際は2冊にまたがる、二つの作品)
「ドランカー <酔いどれ>」(沢木耕太郎著「敗れざる者たち」文春文庫)と
その続編とでも言うべき作品「コホーネス <肝っ玉>」(「王の闇」文芸春秋)である。

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縁は異なもの…

今我々の進めている仕事で必要なので、技術指導をしてもらいたいと、
お願いをしているマレーシアの大学の先生から話があった。
「XXから同じ依頼が来てるんだけど、おまえとの仕事の方を優先しようと思う。
あちらは断ろうと思うけど、いいよね?」
「え?!」
XXは世界的な超大企業。
2007年度の利益ではマイクロソフトやトヨタより上
といえば、その規模がわかるだろう。
なぜ、そんなところより、我々を優先するかには実は秘密がある。
実は昔、一緒に死にかけた経験をしている仲間なのだ。
まさに縁は異なもの味なもの、である。
こういう人の縁でどうにかやって来れていると思うと
宗教心などはこれっぽっちもないけれど、
感謝して生きていかなければと思うのであった。

世界を肝に乗せる。

私の座右の書はこれはなんと言っても『竜馬がゆく』(司馬遼太郎)である。
文庫本で8巻にもおよぶ、あまりにも有名な、国民的小説と言っていいかもしれない。
今でもわが家の至る所にばらばらに置かれており、トイレに入る時手にしたり
ソファに寝っ転がりながらランダムにページを開いたりしている。
歴史小説ということもあり、時代背景の説明が多いので、すべてのページという
わけではないが、開いたページの近くには必ず今の自分を勇気付けたり諌めたりして
くれる煌めくばかりの言葉がみつかる、私にとって、バイブルのような本だ。

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駐マレーシア大使

2009年7月号の文芸春秋に現職の堀江駐マレーシア大使のエッセイが掲載されている。
非常にユニークなものなので、機会があればぜひご覧あれ。
実物も、おしゃべり好きな気さくな人柄でマレーシアのメディアにもよく出て、
日本とマレーシアの懸け橋としていい仕事をしていると思う。

気になる芸人

イモトアヤコという女性ピン芸人をご存じだろうか?
『世界の果てまで行ってQ』という日本テレビ系列で放送中の
体当たり旅番組で圧倒的な存在感を見せる、珍獣ハンターである。
マジックで書いた極太の眉毛とセーラー服姿(水場ではスクール水着)で
アフリカや南米、東南アジアを訪問して珍獣を相手にくだらない企画を
しかけている。
最初に見た時には自分の体につないだロープの先に結びつけた肉塊を
追いかけてくるコモドドラゴンから走って逃げる、という企画だった。
正直企画はえげつないし、センスのかけらもない。
ろくでもないものだとは思う。
思うがしかし、かのイモトアヤコはこのくだらなくも危険な企画を
敢然と成し遂げたのである。
ちょっと感動したのである。
その後も日本にいるときに、わざわざ見ることはないが、
偶然、彼女が映るとそのコーナーだけは見ることにした。
チーターと100m走をしたり、ライオンにまたがったり、とテレビ局の
企画者に「自分がまずやってみろ!」といいたくなるような危険なアイデア
ばかりなのだが、なんとか完遂しているのである。
少なくとも私が観た時には。
そして一番最近(といっても2週間ぐらい前になるが)観たのが
怒ったカバの巨大な頭の一振りで吹き飛ばされるイモトアヤコの姿だった。
カバって地元の人もほんとに怖がる凶暴極まりない野生動物なのにである…
イモトアヤコはある意味本家スティーブアーウィンを超えているのではないか?
おそらく日本よりも世界で評価されるべきナンバーワンの芸人である。
実はあのはきすてるような乱暴なセリフも結構嫌いではないのである。
『珍獣ハンターイモトの動物図鑑』という本も買ってしまった。
日テレって何もかもセンスがなくて悲しいが、彼女がどんな危険な企画に
挑戦させられているかを知ることができる。
ちょっとファンなんでしょうな。