『ルインズ 廃墟の奥へ』

『蛍女』に続いて書店で、帯の惹句にひかれて購入した本がこれ<u>『ルインズ 廃墟の奥へ(上下)』(スコット・スミス 扶桑社)
メキシコの酷暑のジャングルで展開される息もつかせぬノンストップ・ホラー・サスペンス。
(下線はトシ)
となれば密林ジャーナルとしては購入の必要があるだろう。


しかも小さくて見えないかもしれないが上下二冊の表紙は
苔むした雨林の写真である。


こちらが帯の惹句。

上巻)アメリカからメキシコのカンクンへやって来た若い2組のカップル、
ジェフ、エイミー、エリック、ステイシー。
当地で彼らはドイツ人旅行者マティアスと能天気なギリシャ人3人組の観光客と知り合う。
そのマティアスが出かけたまま戻らない弟を捜しに行くと言い出し、
アメリカ人4人とパブロというギリシャ人が同行することになった。
行先は弟が残した手書き地図に描かれた発掘現場。軽い冒険旅行のつもりだったが、
一行がマヤ人の集落に着くと事態は急変、眼前に地獄への扉が開かれた…。
下巻)マヤ人に周囲をかこまれ退路を絶たれた6人に次々と災難が襲った。
穴に落下し背中に瀕死の重傷を負ったパブロ。
彼を救出しようとし脚に裂傷を負ったエリック。
加えて手持ちの食料と飲み水が尽きかけていた。
ジリジリと追い詰められる彼らに災禍は無慈悲に襲いかかる…。
大ベストセラー『シンプル・プラン』で衝撃的なデビューを飾った
スコット・スミスが、長い沈黙を破って放つ、待望の第2作!
メキシコの酷暑のジャングルで展開される息もつかせぬノンストップ・ホラー・サスペンス。

かなり期待させる文章ではないか?
『シンプルプラン』は読んでいないので、それに釣られてということはないが
きっとジャングルの奥深さを堪能させてくれると期待したのだが…
かのスティーブンキングが大絶賛しているにも関わらず
正直なところ作品としてはもう一つ、いや二つか。
読ませる技はあるが、中身が薄い。
そして一番困ることは…舞台がジャングルでもなんでもないのだ!

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