10月4日のエントリーで書いたように先週の土曜日（10月10日）
上智大学の後期授業の一つである『アジア文化論２』のゲストとして
担当講師の辺境作家・高野秀行氏と対談をしてきた。
『ジャングルを無理やりビジネスにした男』というのが
今回の授業のテーマである…
* こちらが高野さんのブログでの報告
『洗脳』なんてそんな…
四谷の上智大学正門前で高野さんと待ち合わせる。
高野さんは想像通りTシャツにジーンズ、ベースボールキャップ。
足元はサンダルという正装である。
かくいう私はダークブルーのジャケットにグレーフラノのパンツ。
白いワイシャツにほとんど見えないような地味な柄が入ったダークブルーのネクタイ。
靴はこげ茶のウイングチップである。
こちらもある意味ビジネスマンの正装。
高野さん曰く、『前回の授業を欠席して自分の外見を知らない人は
二村さんを講師だと思うことだろう。』
まして、テーマがテーマだけに…。
ま、最初の説明の仕方にもよると思うのだが、私の仕事をインディジョーンズの
ように好意的に誤解してくれる人が少なからずいる。
（実は『男はつらいよ』のタコ社長（太宰久雄）により近い）
中には何度もお目にかかっているのに会うたびに『あれ？今日はスーツなの？』と
聞く出版社の有名大物ジャーナリストもいる。
今までの対面はすべてスーツです！
というわけで対談はスタートし、50名を超える生徒の皆さんは
以外と温かく、私の馬鹿話につきあってくれた。
結局、一時間半ほぼしゃべりっぱなしという感じだったが
対談という体をなしていなかっただろうな。
そこは大変申し訳なかった点だ。
教室では高野さんのアシスト役として『本の雑誌社』の炎の営業として
本屋大賞の元締めとして、さらには浦和レッズファンとしても有名な杉江氏が
今回の対談を録音していた。
もしかすると高野秀行対談集として皆様のお目にかかる日もあるかもしれない。
本の場合、最近つらい目にあっている「まーた始まったよ（苦笑）」的空気が
伝わらないのがうれしい。
10月24日は我が相棒『辺境をむりやりビジネスにした男』ショウタ（太郎）の
登場である。