密林のスケールを遙かに越える男

昨年の5月に共通の友人の紹介で知り合い、
その後、懇意にしていただいている日本随一の辺境冒険作家
高野秀行氏が、次のターゲットを決めたという。
高野氏は、早稲田の探検部時代にアフリカはコンゴの怪獣
モケーレムベンベを探しに行き、そのいきさつをまとめた本で
作家としてデビュー。
その後中国へ野人を捜しに行くなど、未確認生物探索界では
巨人とあがめられている人物である。
また、ゴールデントライアングルの最奥部(ビルマ、ワ州)への潜入を試み
あろうことか7ヶ月もの滞在を成し遂げ、アヘンの栽培にまで
従事してしまったという、もうなにをかいわんやという人物でもある。
(しっかり中毒にもなっている)
それからそれから。。。とにかく辺境冒険界でも巨人なのである。
その高野氏が、今熱い血潮をたぎらせている生き物こそ
インドの怪魚ウモッカ(命名は愛好家による)なのだ。


 
高野秀行ウモッカ探索3ヶ月間出発のニュースは、未確認生物探索業界や
辺境冒険業界を震撼させることだろう。
2つの業界がどのくらい大きいかは別として。
その高野氏の過去と未来を一般にお披露目するスペシャルなイベントが開かれる。
我が密林業界関係者にも是非、参加をお勧めする。なぜなら彼の代表作の一つは
『西南シルクロードは密林に消える』というタイトルで、
高野氏は密林業界でも巨人であるのだ。
高野秀行イベント『世界のシワに夢を見ろ』
<料金改定、作家本人から強い要望がありました>
日時:11月5日(土)14:00〜
会場:大田文化の森 多目的室
前売:3500円/当日:4000円
前売:3000円/当日:3500円 
限定:250名
出演:高野秀行、早大探検部(現役)、内藤陳(日本冒険小説協会会長・コメディアン)
   森清(講談社写真部)
出演者に名を連ねる、この内藤陳氏、45歳以上の方にはトリオザパンチ
『ハードボイルドだど』で有名なコメディアン、35歳以上の方には面白本指南書の
『読まずに死ねるか』シリーズで有名な書評家(ご本人は否定するだろうが)である。
そして、そして現在も新宿はゴールデン街の協会公認酒場『深夜プラス1』で
全国津々浦々からやってくる協会員達を暖かく迎える『神』なのである。
『タイタニック』のジェームズキャメロン監督が直々に契約書を持って出演交渉に
来ても、門前払いしてしまうような粋でいなせな『男』なのである。
その彼が惚れた作家『高野秀行』のために人肌脱ごうと、駆けつけてくれるのである。
まさに『行かずに死ねるか』というイベントなのだ。
ビデオあり、写真あり、トークありの何やら面白そうなイベントになりそうだ。
もちろんトシも日本にいさえすれば参加するつもりだ。
それでは会場でお会いしましょう。

“密林のスケールを遙かに越える男” への388件の返信

  1. AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)
    高野さんの現在もっとも熱くなっている「ウモッカ」探索について
    「長男ジャーナル」のときに直接お聞きしました。
    彼も「探し物」を探していた時期を経て、見つけだしたターゲット。
    相手にとって不足のない、とんでもなく面白いシロモノですね。
    イベントが楽しみです。

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