熱帯の黒百合

熱帯のジャングルを歩いて出会う花。
それらは赤やオレンジ黄色といった原色であることが多い。
トシの大好きなショウガ科の植物は
はっとするほど鮮やかな色をしている。
そんな中、ひたすら地味な色の、
それでいて派手な出で立ちという矛盾した花がある。
それがブラックリリーだ。


 
一旦、存在を確認してしまえば、
花はかなり大きいし、その独特の形状から
目が離せなくなるが、黒っぽい紫の花は
ジャングルの薄闇にしっとり溶け込んでいて
見逃してしまう人も多い。

花と葉を見ればわかるように、ユリの仲間ではない。
これでもサトイモ(サトイモ科)などを比較的近いグループに持つ、
タシロイモ科の植物なのである。
ネットで検索するとブラックキャットという種が園芸植物として
比較的ポピュラーであることがわかるが、
ジャングルでみかけるこちらの方が気品があるように思えてならない。
もしブラックキャットがブラックリリーの園芸品種だとしたら、
トシは野生種であるブラックリリーに間違いなく軍配を挙げる。
もっともこの行司、ジャングルに対する依怙贔屓のきらいがあるのだが。。。
こちらは少しクローズアップしたもの。

デジタルカメラで撮影したので、背景が明るくみえるが
薄暗いジャングルに高さ5−60センチもあるこの花がすうっと立っている
姿は、毅然として美しく、さらにやや不気味でもある。
この花に出会えた日は何やら得をした気になるから不思議だ。

“熱帯の黒百合” への24件の返信

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    小林さん コメントいつもどうもありがとうございます。
    そう、本文にも書きましたが、なんとも言えない存在感、
    いや、たたずまいです。
    まさに『気』と呼ぶにふさわしいムードを持っています。
    ところで小林さん、いつもまじめなコメントばかりですが
    こちらは、それほど気を使わないでもいいですよ(笑)。
    ブログのボクシングネタ楽しみにしています!

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