プチ・アドベンチャーのプチエピソード

言ってみれば、自分の会社の裏庭で遭難しかけた私だが、
勢いがつきすぎた前回までの3つのコンテンツで、書き忘れたこと
その後起こったことを書いてみる。


 
エピソード1 
さすが、裏山。
遭難しかけ、大慌ての私だったが、実は携帯電話の圏内であり、
一件仕事の関係の電話が入った。
ちょうど、大雨直前で、獣道に入るところだ。
つまり、外部との連絡は出来る状況にあったわけだが、自分がどこにいるかは
説明できないという、非常にむなしい境遇である。
『今日は遅くなるから晩御飯いらないよー』は言えるけど
『遭難したから助けに来てくれ』とは言えないわけだ。
エピソード2
舗装路に感動の生還を果たした後、
その後も小一時間は雨が続き、びしょぬれのまま15分ほど歩いて
屋根つきのバス停にたどり着いて、雨宿りした。
そこで降り込められている中学生の一団に白い目で見られながら
ひと時を過ごし、雨上がりを待って近くのショッピングモールへ
シャツ、パンツ、サンダルを買いに行った。
あまりのどろどろ、びしょびしょで、車に乗れない有様だったからだ。
売り場で事情を説明し、試着は無しで、
ポロシャツと短パンを購入すると試着室で着替えた。
しかし、迎えの車を待つ30分ほどの間に、
新規購入したポロシャツと短パンは血だらけになっていた。
左の二の腕、わき腹、腹、首筋と足以外のあらゆるところを
ヒルが襲っていたのである。
エピソード3
あれだけの雨に打たれ、びしょびしょになり、雨宿りで
一時間近くもそのままだったのにもかかわらず、体はまったく
冷えなかった。実際、体から湯気が出続けていたほどだ。
気がつくと、それまで悩まされていた、咳も収まり、
つくづくジャングル効果を実感している。
まだ、アドレナリンが、残っているようで非常にテンションが高い。
もちろん、お肌もつるつるである。

“プチ・アドベンチャーのプチエピソード” への18件の返信

  1. AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)
    トシさん、いつもコメントありがとうございます!
    お返事できず申し訳ないっす。
    でも毎回楽しく読んでます。
    というか、励みにさせてもらってます。
    「プチ・アドベンチャー」を拝読して、トシさんはやっぱりジャングルが好きなんだな…とあらためて感心しました。
    しかもジャングルの予期せぬ部分が…というところに共感◎です。
    高野潤という写真家の「アマゾン源流生活」(平凡社)の書評を最近やりました。
    この本、アマゾンのジャングルの辛いこと、恐ろしいこと、不快なことをこれでもか!って書いていて、おもしろいです。
    あまり一般向けではないですが。
    アマゾンにはヒルはいないようですが、
    その他の部分はやはりアジア、アフリカを上回るような気がします。
    (あ、でもゾウが襲ってくるってことはないか)
    ジャングルのプロ、トシさんの感想を聞きたいです。
    ではまた。

  2. AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    タカノさん コメントありがとうございます。
    そうですねー。
    私もきっとアマゾンの方がすごいのではという気が
    しています。ひとつにはスケール感が違うってことだと
    思うのですが、そのあたり味わうために、今年の末あたりには南米北部のエリアに仕事の種まきに行けたらなー
    と思っています。
    ただ、その前にパプアニューギニアもありますし、
    世界中に魅惑的なジャングルがまだ残っているってのは
    うれしい限りですね。
    僕もあとどのくらい現役でジャングルに行けるのか
    わかりませんが、残されたジャングルをじっくり回って、セミプロからプロに昇格したいなと思っております。
    とは言っても、今すでにセミリタイア状態なので
    まず現役復帰が目標です!
    その本、もう書店に並んでいますか?
    読んでみます。

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