「環境スワップ」と言う言葉

マレーシアのジャングルに惹かれて読書傾向も
ジャングルものに集中し始めた1992年から93年にかけて
クアラルンプールの紀伊国屋書店で購入した本だと思われる。
(裏表紙の価格シールに92年6月1日入荷とある)
『アマゾン 生態と開発』西沢利栄・小池洋一著 (岩波新書)
カバーにはこう書かれている。

多様な動植物が生きるアマゾン川流域の世界。そのユニークな生態や川の表情と、自然環境に適応しつつそこに生きる人たちの生活を、長年ブラジルでの現地調査を重ねてきた著者二人が語り、同時に環境を破壊し、人々の暮らしを脅かす開発や経済のあり方を指摘しながら、未来に向けて日本そして世界は何をすべきかを問う。

おそらくリオの環境サミット開催を踏まえて出版された本なのだろうし、
私もサミットに影響を受け、「環境問題も大事だな」という感覚で入手したのだろう。

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ブータン地震情報

大分問い合わせが入ったのでブータンの地震について。
速報では首都のティンプーで地震があったように読めて肝を冷やしたが
実際の震源地は180キロ離れた地域だとのことである。

【ニューデリー時事】米地質調査所によると、ヒマラヤ山脈の王国ブータンで21日午後3時(日本時間同6時)前、首都ティンプーの東180キロを震源とするマグニチュード(M)6.3の地震があった。国営ブータン放送によると、東部のモンガル、タシガンなど3県で、がけ崩れなどにより少なくとも10人が死亡した。
 タシガン県にいる地元報道関係者によれば、複数の民家や寺院、仏塔、伝統建築の県庁舎などが損壊したほか、幾つかの場所で道路が寸断された。大きな揺れの後、余震とみられる比較的小さな揺れが続いた。
 ブータンを管轄する在インド日本大使館や国際協力機構(JICA)ブータン事務所によると、在留日本人は全員、無事が確認された。(2009/09/21-23:52)

早速、ティンプーの提携先にメールしたところ、
提携先に、被害はなく無事だとの返事があり
ほっと胸をなでおろした。
しかし東の方では道路が寸断されたとのことで
かなり復旧に手間取るのではないだろうか。
亡くなられた方の冥福を祈るとともに一日も早い復興を願う次第だ。
そういえば、『今年は自然災害のある年だ』と
提携先のSさんが1月に言っていたのが当たったことになる…

オグロヅルの里

私の柔らかい依頼を受けて若手スタッフのS君がスタートした
会社の公式ブログ「NGS通信」だが、
最近は生物多様性イベントが多いこともあって情報サイトとして
かなり充実してきている。
もちろんイベント情報だけでは面白くないのでS君も頑張っていろいろな
ネタを探しているのだが、環境保護の観点での面白い事例を扱った
エントリーがあったので、ご覧いただきたい。
こちら

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高校生Y君の宿題

メディアへの露出というのはやはり大きなインパクトがある。
今回のブータン王国との提携ニュースは日経新聞にかなり大きく掲載された
こともあって、今までのニュースで一番大きな反響があった。
私の場合人徳がないので、自慢話に聞こえてしまうのが悲しいが
テレビも新聞も大きく取り上げられるような時はかならずビジネスに繋がるような
話が生まれるのである。
しかし…

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ブータンのヒルは…

当り前の話だが、ブータンにもヒルがいる。
今は雨期なので当然多い。
しかし、これはちょっと怖い。
マレーシアではこれをタイガーリーチなどと呼んで恐れる。
ヒル除けにパンティストッキングがいいと言う人がいるが、
これは、パンティストッキングの上からがぶりと行く。
なぜタイガーなのか、といういとこの写真では確認が難しいが
体側に黄緑色の線が一本すうっと入っているからだと思う。
大きさより重量感が!
拡大すると線が見えるかも
ちなみにブータン人曰く
「このヒルは5メートル近くジャンプする」
勘弁してほしい…

ブータンとの第一歩

前回のエントリーでご確認いただいた通り、
8月17日にブータン王国政府とトシの会社Nimura Genetic Solutions (M) Sdn. Bhd.は
生物資源探索の提携契約を締結した。
調印式は首都ティンプーの農業省コンファレンスホールで執り行われた。
ブータンの国営放送でその模様が放映され(録画)、翌日の日刊紙『Bhutan Today』の
一面に掲載されるなどメディア的にも非常に大きな扱いであった。
また8月26日日経新聞でも3段のかなり大きな記事になった。(オンライン版は少し短い)
注目していただき大変ありがたいと思っていると同時に大きな責任も感じている。

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