マスメディアの力というのは本当にあなどれない。
特に全国ネットのテレビというのは本当に日本中で見られているので
下手なことはできない。
先日飲み屋で馬鹿話をしていて、近くの席にいた人が
『あー、あなたマレーシアで薬用植物の調査をしている人でしょう!?
ずいぶん前にNHKのニュースで見ましたよ。』と言い出したのである。
信用ないんだよなー。
最近よく行く飲み屋で定着しているのが、
私が真剣に話せば話すほど『うそくさく聞こえる』ということである。
これは人間として『どうなの?』という深刻な問題でもあるのだが、
そこは目をつむるとして(笑)最近ちっとも信じてもらえないリスト入りした
のがスケルトンのテントウムシである。
残念ながら、自分で撮った写真はどれもフラッシュが反射したり、ピンボケだったりで
スケルトンぶりが映っていないので、以下にリンクをはっておく。
どうぞご覧になっていただきたい。
スケルトンテントウムシ1
スケルトンテントウムシ2
tortoise beetle『カメノコハムシ』と言うらしい。
マレーシアでは割合よく見かけるけど、日本で見たことないなー。
使い捨てのヒル除けソックス
当地の友人が、医療用の使い捨て素材を使って
使い捨てのヒル除けソックスを試作しています。
エコロジー的にどう?という疑問はありますが、
ヒル除けソックスを一生のうちに、複数回使う人の
統計データ(笑)を想像すると、まあ、これもありかな?と思います。
試作品ができてきたら、こちらで使用レポートするつもりです。
その前にこんな機能が欲しいなどの意見がありましたら
コメントお寄せください。
ヒル除けソックス過去のエントリー
うーんアップできない
みなさん こんにちは
すっかりご無沙汰して…もう3ヶ月か。
本業が忙しくてなかなかアップできません。
というよりも、このブログは
自分なりにジャングルや生物資源に関する話に限定しているので
日記のように毎日気楽に更新できなくて。
ネタはあるんだけど、この話をするにはやっぱり写真が必要かな
と思うと、つい億劫になってしまう。
今日、ある研究者とお昼をご一緒した。
地上に咲く。
カビとキノコって同じもの?
大方の日本人にとって、カビはカビだし、キノコはキノコだ。
それはもちろんそうなのだが(笑)。
どちらも真菌といわれる微生物であり、どうも明確な区別はないらしい。
wikipediaによれば、
キノコ(茸、菌、木野子)とは、菌類のうちで比較的大型の子実体を形成するもの、あるいはその子実体そのものをいう。ここでいう「大型」に明確な基準があるわけではないが、肉眼で存在がはっきり確認できるくらいのサイズのものをキノコという場合が多い。いずれにせよ「キノコ」という語は学術用語というよりは日常語であって、あまり厳格な定義を求めるべきものではない。
ということなので、カビなどの真菌類の子実体の通称ということでいいのかな?
そこで菌類ってなんだ?ってことになると
菌類(きんるい)とは、菌界 (Fungi) に属する生物の総称である。細菌・変形菌などと区別するために真菌(しんきん)とも呼ばれることもある。一般にキノコ・カビ・酵母と呼ばれる生物が含まれる。
ということなのだが、『fungi』*というこの『菌界』をあらわす
ラテン語に注目していただくと、カビとキノコには境界線があってないようなものだ、
ということがなんとなく理解できるのではなかろうか。
*イタリア料理でfungiはまさに『きのこ』である。
ヒップバッグ新規購入
半年振りに日本に戻り、時間があまりない中、
懸案のヒップバッグ探索に出かけた。
私のジャングルグッズ購入の一番のポイントは
以前デイパックの項で書いたように鬱蒼としたジャングルで
棘のあるヤシや倒木にひっかからないような形状である。
ヒップバッグ(ウエストポーチ)も例外ではない。
だが、ヒップバッグの場合は装着する位置もあって、
ザックに比べると、その特徴の重要性は若干下がる。
代わりにこだわりたいのは、ベルトについているパッド部分の長さである。
化石発見!って驚くほどのこと?
yahooニュースなどでご存知の方も多いだろう。
読売新聞によると
【ワシントン=増満浩志】あばら骨が大きく左右へ張り出した「翼」をもつ新種トカゲの完全な化石が、中国・遼寧省の約1億3000万年前(白亜紀前期)の地層から見つかった。
写真はこちら
完全な骨格という以外、別に驚くことではないように思う。
だって身の回りに結構実物がいるからね。
しかし、1億3000万年前からほとんど変化していないというのは
特筆に価するかもしれない。
ちなみに会社の事務所(4階)の窓のすぐ外にある木では
ここ数日、社員によりかなり頻繁に目撃されている。
家庭に持ち込むべからず
先日ジャングルから戻り、汗や泥で汚れた衣類と装備を
洗濯機のあるベランダに出し、シャワーを浴びようとして
ズボンを脱ぐと、腰のあたりが血で真っ赤に染まっている。
スマトラ地震再び
昨日午後、会社で仕事をしていると、
デスクが小刻みに震えているのを感じた。
ようやく体感できるほどの揺れだったが、マレーシアでは
初めての経験である。『これはまたスマトラあたりが震源かな』
と思ってスタッフに聞いてみると
お昼くらいにも揺れがあったとのことである。
ネットで調べると案の定、スマトラであった。
産経新聞によると
『インドネシア・スマトラ島中西部パダン近郊で6日午前10時49分(日本時間同日午後0時49分)ごろ、マグニチュード(M)6・3の地震があり、スディ・シララヒ官房長官は少なくとも70人が死亡したと語った。』
パダンといえば、11月20日のエントリー『ところかわれば』で書いた、
例のトラの出没する大学のあるところだ。
笑顔の素敵な『トラを恐れない最強女子大生達』が無事であることを祈ります。
また亡くなった皆さんのご冥福をお祈りいたします。