今頃新年の話をするのもなんだが、写真もあることだし、
書かずにおくのももったいないのでとりあえず。
2005年の新年は低いながらも山頂で迎えた。
ここ数年、ジャングルと疎遠になっている密林愛好家としては
非常に嬉しいことである。
例えそれが、ジャングルとは言えないような山であってもだ。
森の人 Part2
マレーシアの森の人である先住民族(オランアスリ)の
方向感覚のすごさについては前述のとおり。
最近、写真を整理しているうちにまた思い出したことがあるので
ご紹介しようと思う。
彼らの視力についてである。
不気味な大群
以前、ヒルの大群や蜂の大群について書いた。
不気味さでは引けを取らない『大群』の写真を見つけたので
ここでご紹介することにする。
それはヤスデである。
タバコの最もおいしい時
タバコというのは、有史というスケールでみると
ほんとにごく最近になって旧大陸に持ち込まれた習慣である。
これが本当にあっという間に広がった。
戦時中に配給でタバコが配られたというくらいだからある種
必需品だった時代もあるわけで、隔世の感ありだ。
私は馬鹿げた理由で10数年前に止めたのだが、お酒の席でおいしそうに喫む人を見ると
うらやましい気がするときもあるし、数年に一度はすってしまう夢を見る。
しかしあのときほどタバコがうまそうに見えたことはない。
ジャングルの民に期待してはいけないこと
東南アジアの森林地帯にある少数民族の集落を巡り
彼らと親しくなって、彼らの様子を記録し、彼らの利用する植物に
ついての情報を集める。1994年頃からトシが取り組んできた仕事だ。
ベトナム北部の山岳少数民族などは、その装束を見るだけで
彼らが何族か判別出来る。また装束自体も奇抜で、色彩豊か、
それでいて何やら威厳の備わった素敵なものであることが多い。
写真を撮る側としては実にフォトジェニックな民族である。
アリの事ともう1つ
熱帯ジャングルに生息するアリの大群というのを
テレビや映画などでご覧になった方も多いと思う。
さっさと逃げなければ牛でさえ骨だけにしてしまう恐ろしいアリだ。
トシが主戦場とする東南アジアのジャングルは
有名なアマゾン産のアリほど、強力なものはいないようだが、
大小さまざまなアリがいることでは遜色ない。
沈香はトラの敵
以前、マレーシア南部のジャングルに入った時、
ガイドとして雇った先住民族の男性が川の浅瀬で何かを拾い上げた。
ちらりと覗くと、大きめの焼き芋程度の木切れのようだったが、
後生大事にバッグにしまっていた。
『gharu』という名の香木樹脂であるということであった。
翌日の早朝、突然、真面目な仕事ぶりで頼りにしていた彼が
仕事を放棄して村へ帰りたいと主張し出した。
どうやら昨日の木切れが原因らしい。
これが沈香との出会いだ。
『NY1997』 in Myanmar
ミャンマービクトリア山登頂の顛末について
盟友ショウタが自身のブログで書き始めた。
ここに書かれるあるいは書かれているトシのことは、
ほとんどは極端に誇張された話なので
あまりまともに取らないでもらいたい、とお願いする次第である。
それはさておき、この旅行は、
自分の経験でもベスト3に入るぐらいトラブルが次から次へと発生し、
笑ってしまうくらいだったのだが、おそらくショウタが決して書かない
ビクトリア山登山裏面史(そんな大げさなものではないが)をご紹介する。
繰り返して聞かされている人、すいません。
最も美しい獣
先日、マレーシアのトラを研究する日本人と話をする機会があった。
フロリダ大学で学位を取ったばりばりの研究者で現在は
マレーシアの野生動物国立公園局(Perhilitan)で
トラの保護・研究コンサルタントとして活躍中である。
アメリカの大学で博士号を取得し、マレーシアのタマンネガラで3年にわたり
調査活動を行った、自信に満ちたあふれた、
静かな存在感のある女性である。
ちなみに、タマンネガラとは『国立公園』を意味するマレー語だが、
一般にタマンネガラといえば
マレー半島中央部にある公園のことだけを指す。
『the river』がテムズ川のことをさすようなものだろう。
この研究者から、自然保護に関する現状など非常に興味深い話を
聞くことができた。それについてはいずれ改めてご紹介する。
さて今回の話はトラである。
もう一つのブログ
リンク先のリストの一番上にあるのでお気づきの方もいるでしょうが、実は日立のイントラブログサイトBOXERでブログを持つことになりました。