川の砂州が黄色い蝶に埋め尽くされ、川の上空は群舞する蝶で黄色い帯になっている。陶然としてこの光景に見入るパーティの面々を現実に引き戻したのは、ミツバチであった。このときは精密機械を持ち込んでいたので、雨などを避ける為にいつもは使わないテントを設営した。この設営中、ミツバチが蚊のように纏わりついてくる。
これが鬱陶しい。
蝶のように舞い、蜂のように刺す(1)
マレーシアのキャメロンハイランドは標高1500mから2000mにある避暑地である。英国植民地時代に英国紳士、淑女が涼を求めて訪れた場所だそうだ。現在はマレーシア、シンガポールにキャベツなどの高原野菜を供給する重要な農業地帯になっている。その先駆けとなったのが、一部の好事家にはBOH teaブランドで有名なお茶のプランテーションである。また松本清張の小説『熱い絹』でも有名なタイのシルク王ジムトンプソンが謎の失踪を遂げた場所でもある。そしてかつては蝶の収集家の聖地の一つとして名を馳せていたそうである
ミャンマーのケシ代替薬用植物栽培プロジェクト
ミャンマーという国に皆さんはどんな印象をお持ちだろう。ビルマの竪琴、軍事政権、ゴールデントライアングル…
ジャングルという観点からも非常に興味深い場所である。
このサイトの相棒でもあるショウタがヤンゴン在住ということもあり、トシもミャンマーにはそれなりに思い入れがある。
麻薬問題というのも実はミャンマーを語るときに避けては通れない話題である。
ジャングルで恐ろしいことと言えば(2)
もう一つの恐怖、しかも後味の悪い恐ろしさとは何か。
これを書くのは本当に憂鬱だが、私にとっての真実である。
ジャングルにおける最大の恐怖、それは人間だ。
ジャングルで恐ろしいことと言えば(1)
ジャングルで最も恐ろしいことは何か?
ゾウも恐ろしいし、ヒルの大群も恐ろしい、トラだって恐ろしい。
それらをおいて、頭に浮かぶことが2つある。
百見は一聞にしかず。。。?
少し前になるが、テレビのCMで、おばあさんが、携帯電話をおでこに当てて
「聞こえる、聞こえる」と微笑むのがあった。覚えているだろうか?
森の人
マレーシア在住で『森の人』とくればオランウータンのことと相場は決まっている。
ただし今回は本当に森の人(先住民族)の話だ。
熱帯ジャングルへ入ろう!−マレーシア篇−
ヒルといい、ゾウといい、ジャングルに恐怖感(あるいは嫌悪感)を抱かせる話ばかり書いてきた。
これでは『密林ジャーナル』を立ち上げた意味が無い。
言うまでも無く、ジャングルは、本当に素晴らしい場所なのだ。
ヒル話続き
ヒルの話はまだまだ続く。
肌に隙間も見せずにびっしりと張り付いたヒルも相当怖いが、
大量のヒルが動いている様もやはり怖いものである。
前項ではヒルを「音のない恐怖」としたが、ヒルが音を立てることも稀にある。
では象から始めよう
何から書き始めようか迷ったが、ジャングルと言えばやはりゾウである。
メディアや動物園で受ける、賢く優しいイメージは全くの虚像であり、トラさえも敵わない『密林の王』という表現こそ相応しい。